前置詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題9
They played until dark.
今回の確認ポイント
この英文は非常に短いですが、「until」の感覚を正しく理解しているかを確認する典型問題です。
単語の意味を覚えているだけでは訳せず、「時間の流れ」をイメージできるかどうかが重要になります。
英語は時間の始まり・継続・終了をはっきり区別する言語です。この文では「いつ終わったのか」に注目して読みます。
アドバイス
いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英語の前置詞は「日本語の助詞の置き換え」として覚えると、必ずどこかでつまずきます。
例えば「until=(ずっと)まで」「by=(期限)まで」と日本語訳だけで区別しようとしても、いざ会話や作文で使う時に「どっちだっけ?」と迷ってしまいがちです。
instead of 丸暗記ではなく、「映像(イメージ)」を思い浮かべてください。
「until」のイメージは「線(―――)」です。
ある状態が、ある時点まで「ずーっと続いている」様子です。
今回なら「彼らが遊び始めて ――――→ 暗くなる瞬間」まで、遊んでいる動作が継続している線が見えますか?
一方、「by」のイメージは「点(・)」です。
「ここまでに完了していれば、いつやってもいい」というデッドライン(締切)の点です。
例えば「宿題を5時までに終わらせる」なら、3時に終わっても4時に終わってもいい。5時という「点」を超えなければいいのです。
このように、単語を「文字」ではなく「映像」で捉える習慣をつけると、英語の感覚がネイティブに近づき、迷わなくなりますよ。
英文法の解説
前置詞(until)
今回のポイントは「until」と「by」の違いです。
「until」は「〜まですっと」、「by」は「〜までに」と訳すと習っていると思います。さて、「〜までずっと」と「〜までに」はどう違うのでしょうか。
「〜までずっと」は、「〜までは、ずっと継続して」という意味になります。「〜までに」は「その時を期限に」という意味になります。
さて、例えば、「朝まで飲んでいた」という文においての「まで」はどちらになるのでしょうか?
朝まで飲んでいたということは、「朝までずっと」飲んでいたのです。 よって、この時は、「until」を使います。では、「5時までに宿題をする」という文においての「まで」はどちらになるのでしょうか?4時に勉強を終わってもいいのです。5時はあくまで期限なのです。
よって、この時は、「by」を使います。 (もし、よくわからない時は「Get you !! English !!」を読んでください。 Yahooなどで「Get you English」と検索すればでてきます。)
今回の文の構造
They / played / until dark.主語+動詞+時間の終点
until dark は「暗くなる瞬間まで」という意味になります。
ここで重要なのは、「暗い間」ではないという点です。
「暗くなったところで行動が終わる」ニュアンスになります。
例:
stay until ten(10時まで滞在する → 10時に帰る)
wait until morning(朝になるまで待つ → 朝に動き出す)
つまり今回の文では、遊びは暗くなった時点で終了しています。
byとの比較
They played by dark. とは普通言いません。by dark だと「暗くなる時点までに遊び終えた」という不自然な意味になります。
play のような継続動作は until と相性が良いのです。
動作の種類と前置詞の相性も重要です:
・継続動作 → until
・完了動作 → by
finish / arrive / complete → by
stay / wait / live / play → until
日本語訳
彼らは暗くなるまで遊んでいた。
untilとbyのイメージと使い分け
ここでは until と by の区別を定着させます。
■練習1 適切な前置詞を入れてください
1. I studied ( ) midnight.
2. I will finish this ( ) midnight.
3. She waited ( ) he came back.
4. He must arrive ( ) noon.
【解答・解説】
1. until(真夜中まで「ずっと」勉強していた=継続)
2. by(真夜中「までに」終わらせる=期限)
3. until(彼が帰ってくるまで「ずっと」待っていた=継続。ちなみに接続詞としての用法です)
4. by(正午「までに」到着しなければならない=期限)
■練習2 日本語に訳してください
1. We talked until morning.
2. Please come back by six.
3. The shop is open until nine.
4. I’ll be ready by tomorrow.
【解答・解説】
1. 私たちは朝まで話した。(朝までずっと話が続いた)
2. 6時までに戻ってきてください。(6時が期限)
3. お店は9時まで開いています。(9時まで開店状態が続く)
4. 明日までには準備できます。(明日という期限までに完了する)
■練習3 意味の違いを説明してください
I stayed until five.
I stayed by five.
【解答・解説】
・I stayed until five.
「私は5時まで(ずっと)滞在した」
5時になるまで、そこに居続けたという意味です。自然な文です。
・I stayed by five.
「私は5時までに滞在した(完了した)」??
これは不自然な文です。「滞在する」という動作は「継続」するものなので、「期限」を表す by とは相性が悪いです。「5時までに滞在を完了する」というのは意味が通りにくいからです。
もし言うなら "I arrived by five."(5時までに到着した)のように、一瞬で終わる動作(点)を使います。
最後に覚えるべきイメージです。
until=線(続く)
by=点(締切)
このイメージを持つと、ほとんどの問題で迷わなくなります。