イディオム/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題85■■
I can not afford to buy a
car.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説、英文の解説
【can afford to〜】
can afford
to〜=〜する余裕がある
※)経済的・時間的な余裕
【助動詞】
例えば「彼は野球をすることができる」を英語になおしてみましょう。
以下の手順に従えば、簡単に英作ができました。
1.主語、動詞、目的語、補語を見つける
2.英語の語順になおす
3.それぞれを英語になおす
1.主語は「彼は」、目的語は「野球を」です。
残った「することができる」は何なのでしょうか?
「することができる」は、動詞である「する」に「できる」
という味付けがされています。
この「できる」のように「動詞を味付けする」言葉のことを「助動詞」
といいます。
例えば、「彼は来るはずだ」についてを考えてみましょう。
「来る」は動詞です。「はずだ」は「来る」を味付けしています。
よって、「はずだ」は助動詞です。
2.英語の語順になおします。
「主語+動詞+目的語」の語順でした。助動詞はどこに入れればいいのでしょうか?
結論を言うと、助動詞は動詞を味付けする言葉なので、
常に動詞とセットに使うのです。
助動詞+動詞のように、助動詞は常に動詞の前に持ってきます。
よって、この問題では「主語+助動詞+動詞+目的語」となります。
つまり、「彼は」「できる」「する」「野球を」の語順になります。
3.それぞれを英語になおします。
「できる」に当る英単語は「can」です。
「彼は(=He)」「できる(=can)」「する(=play)」「野球を(=baseball)」
となります。
※)英語になおす時、2つのことに気をつけてください。
助動詞は主語が三人称単数であっても、「s」はつけないことと、
助動詞の後の動詞は常に「原形」になるということです。
英文の解説
問題に戻ります。
I
can not afford to buy a car.
「can afford
to〜=〜する余裕がある」を知っていれば簡単に訳せたと思います。
でも、これを知らなくても文の意味はつかめるようにしてください。
というのも、よっぽど学習の進んだ人を除いて、英文を読んでいると必ず知らない
英単語がでてきます。知らない英単語を見る度に辞書で調べると効率が悪いですし、
多くの英単語には1つ以上の意味があって、文脈がわからないと、どの訳を使用して
いいのかわからなくなってしまう場合があるからです。
つまり「英文を全部読んで文脈をつかむ→辞書で調べる」という手順が大切です。
そこで、「can
afford to〜=〜する余裕がある」を知らない前提で訳してみます。
パッと見て、「afford
to〜」がわからないと思います。
そこで、わからない部分を( )に入れてみます。
I can not(afford to)buy a
car.
I can not(とりあえず無視)buy a
car.
この文は訳せるのではないでしょうか。
訳すと「私は車を買うことができない」という意味になります。
このようにわかならい部分を省略することで大体の意味をつかむことができる
こともあります。
※)今回はやや簡単な文なので、「当たり前」に感じてしまうかもしれませんが、
難しい文になると、こういったことを忘れてしまう方が多いです。文が難しく
なっても、こういったことを忘れないでくださいね。
日本語訳
私は自動車を買うだけの(経済的な)余裕がない。