動名詞/英文読解の練習問題

以下の英文を日本語になおしてください。

■■問題8
The water at the beach is covered with oil.

今回のテーマ

今回の英文は長くはありませんが、「前置詞句」と「受動態」が同時に登場するため、正しく構造を取れないと意味を取り違えやすい文です。
特に英語を日本語の語順のまま読もうとすると、「ビーチが水を覆っている?」のような誤読が起きます。
英語では、どの言葉が文の骨格で、どの言葉が説明情報なのかを区別して読む必要があります。

アドバイス

いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。

英語長文が苦手な人の多くは「全部を同時に理解しよう」として、頭がパンクしてしまいます。
しかし、英語を読むのが得意な人は、無意識のうちに情報の「優先順位」をつけています。
その優先順位の付け方こそが、今回学ぶべき「骨格(S+V)の発見」です。
具体的には以下の手順で読みます。

@骨格を取る(主語+動詞を見つける)
A修飾を足す(前置詞句や形容詞などで詳細を加える)

この順番がなぜ重要かというと、日本語と英語の構造が根本的に違うからです。
日本語は「赤い屋根の、丘の上にある、とても古い...家」のように、説明が前に来て、最後に結論(家)が来ます。
一方、英語は「家(The house)...赤い屋根の...丘の上に...」のように、最初に結論(骨格)が来て、後ろから説明が追加されていきます。
この構造の違いを無視して、日本語の順序で理解しようとすると、今回のような「水...ビーチの...が覆われている」という文で混乱してしまうのです。

今回の文は、その読み方を練習するための非常に良い例文です。
まずは「The water is covered」という骨格を見抜き、そこに「at the beach」という場所の情報、「which oil」という手段の情報を後付けしていく感覚を身につけましょう。
この「後付け感覚」こそが、長文読解のスピードを劇的に上げる鍵になります。

英文法の解説

受動態

今までは@動詞を探す、A「動詞より←にあるのが主語」、 「動詞より→にあるのが目的語や補語など」、B基本通り訳すと説明してきましたが、実は一つ抜かしていた手順があるのです。

それは、「前置詞句」を見たら、( )でくくって無視するということです。では、なぜ今まで、この手順を説明しなかったのでしょうか。 単に今までは、この手順をしなくても良いくらい文が簡単であった為です。

さて、前置詞句って何なのでしょうか。 端的に言うと、「前置詞+名詞」の形になっているものです。

@前置詞句を見たら、( )でくくって無視する

The water (at the beach) is covered with oil.

ここで重要なのは、前置詞句は「説明」であって「文の骨格ではない」ということです。
つまり最初は読まなくて構いません。後から足します。

ここで、なぜ「with oil」を( )でくくらなかったのでしょうか。 それは、「be covered with〜」で「〜に覆われている」と訳すからです(※1)。

<<<<<<<ここからが(※1)>>>>>>>>>

(※1)なぜ「be covered with〜」を「〜に覆われている」という風に訳すのでしょうか。これには「受動態」のことについて説明しないといけません。
例えば、「私は彼が好きです」という文に注目してください。 この文は、「私が」彼が好きだということを意味しています。
では、「彼は」私にどうなのでしょうか?

答えを言うと「彼は私によって好かれている」のです。 つまり、「私は彼が好きです」⇔「彼は私によって好かれている」のように書き換えることができます。
さて、(A)「私は彼が好きです」を(B)「彼は私によって好かれている」 に書き換える手順をもう少し詳しくみてみましょう。

(A)「私は(=主語)、彼が(=目的語)、好きです(=動詞)」 ⇔(B)「彼は(=主語)私によって(=目的語)好かれている(=動詞)」

日本語では、以下のようになります。

(1)(A)の文では目的語であった「彼が」を(B)の文のように 「主語」に持ってくると・・・
(2)(A)では「好きです」であった動詞が、 (B)では「好かれている」というように「〜されている」というように変わって・・・
(3)(A)で主語であった「私は」が(B)の文のように「私によって」 という風に「〜によって」という言葉がくっつきます。

では英語の場合ではどうなのでしょうか。 つまり、「I like him.(=私は彼を好きです)」を、「彼は私によって好かれている」に変える場合はどうすればいいのでしょうか。

(1)まずは、「彼は」を主語の位置に持ってくる。→主語の位置に持ってくると、彼「は」になるので、himではありません。
(2)日本語では、動詞を「〜されている」という形に変えたように、 動詞の「like」の形を変えてやる必要があります。どのように変えるのかというと、「be動詞+過去分詞」にするのです。
(3)日本語では、(A)では主語であった言葉に「〜によって」をつけたように、英語では「by(=〜によって)」をつけます。その時に注意して欲しいのが、「I(=私は)→by me」のように、主格を目的格に変える必要があります。

(1)〜(3)をまとめてみましょう。

「He→1の手順」「is liked(=be動詞+過去分詞)→2の手順」「by me.(→3の手順)」

ここで注意して欲しいのは(3)の手順において、大抵は「by」をつければいいのですが、例外があります。それは、今回の問題の場合です。今回の問題の場合「with」が使われています。よって「be covered with〜」は「〜に(よって)覆われている」と訳すのです。

さらに言うと、「with」は原因・材料・付着を表します。
つまり「誰が覆ったか」ではなく「何で覆われているか」に焦点があります。

例:
covered with snow(雪に覆われている)
filled with water(水で満たされている)
painted with mud(泥で塗られている)

<<<<<<<ここまでが(※1)>>>>>>>>>

■■問題文に戻ります。

A「動詞より←にあるのが主語」、「動詞より→にあるのが目的語や補語など」

「The water (at the beach)」「is covered with(〜に覆われている)」「oil」.

「The water (at the beach)」が主語です。

B基本通り訳します。
「The water (at the beach)」が油に覆われていると訳します。
最後に(at the beach)を足して、「ビーチの水が油に覆われている」となります。
(もし、よくわからない時は「Get you !! English !!」を読んでください。 特に受動態は図を使わないとなかなか説明しにくいので、お勧めです。Yahooなどで「Get you English」と検索すればでてきます。)

日本語訳

ビーチで水が油に覆われている。

受動態と前置詞句の読解テクニック

ここでは「前置詞句を後回しに読む練習」と「受動態の判別」を行います。

■練習1 骨格を取り出してください
1. The boy in the park is loved by everyone.
2. The book on the table was written in Japan.
3. The car near the station is covered with snow.

【解答・解説】
1. The boy is loved(少年の説明:in the park / 行為者:by everyone)
2. The book was written(本の説明:on the table / 場所:in Japan)
3. The car is covered(車の説明:near the station / 原因:with snow)
(ポイント)まず前置詞句を( )でくくって無視し、主語+動詞だけを見る癖をつけましょう。

■練習2 日本語に訳してください
1. The room is filled with smoke.
2. The mountain is covered with clouds.
3. The road is blocked by a fallen tree.

【解答・解説】
1. その部屋は煙で満たされている。(be filled with 〜で 〜で満たされている)
2. その山は雲に覆われている。(be covered with 〜で 〜に覆われている)
3. その道は倒木によってふさがれている。(ここは通常の受動態なので by を使います)

■練習3 能動態に直してください
1. The cake is eaten by Tom.
2. The window was broken by the wind.
3. The classroom is cleaned by students.

【解答・解説】
1. Tom eats the cake.(現在形なので eats になります)
2. The wind broke the window.(過去形なので broke になります)
3. Students clean the classroom.(cleaning ではなく clean です)

最後に重要な読み方です。
@前置詞句を外す
A主語+動詞を理解する
B受動か能動か判断
C説明を足す

この順番で読めば、長文でも混乱しなくなります。

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