無生物主語/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題78■■
This picture reminds me of our
holiday.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説、英文の解説
【無生物主語】
例えば、「彼の死はみんなを悲しませた。」という文をみてください。
この文は、何か変な文ですよね。
なぜ、この文は変な文なのでしょうか?
日本語では「物、事柄」を主語に持ってくることはあまりありません。
しかし、この文では「彼の死」という「物、事柄」が主語に来ているのです。
だからこの文を読むと変に感じるのです。
では、英語の場合はどうなのでしょうか?
英語の場合も、日本語と同じように、「物、事柄」を主語に持ってくることが
あまりないのでしょうか?
実は、英語では「物、事柄」も主語にすることがあるのです。
つまり、「物、事柄」が主語にきている英文をそのまま訳すと、
変になってしまうので、「物、事柄」が主語にきた英文には、
訳すコツが必要となるのです。
そのコツとは、
1.主語に「よって」をつける、
2.目的語があれば「〜は」に変える、
3.動詞を「する→される」「される→する」に変えるの3点です。
具体的にみてみましょう。
1.主語に「よって」をつける
彼の死<によって>みんなを悲しませた。
2.目的語があれば「〜は」に変える
彼の死<によって>みんな<は>悲しませた。
3.動詞を「する→される」「される→する」に変える
彼の死<によって>みんな<は><悲しんだ>。
よって、「彼の死によって、みんなは悲しんだ。」になります。
【remind
A of B】
remind A of B=AにBを思い出させる
英文の解説
問題に戻ります。
This
picture reminds me of our holiday.
この文は、「remind A of
B=AにBを思い出させる」を知っていれば、
大体の意味はつかめたと思います。
もし知らなかった人がいれば、しっかり覚えておいてください。
This
picture reminds【A:me】of【B:our holiday】.
つまり、「This
pictureは【A:me】に【B:our
holiday】を思い出させる」
と訳せばいいのです。
あとは、それぞれの英単語を訳せば以下のように訳せます。
「この写真は私に休日を思いださせる」
この日本語は少し変に感じますよね。
では、なぜ少し変に感じるのでしょうか。
そうです。「この写真」という「物、事柄」が主語になっているから
少し変に感じてしまうのです。
「物、事柄」が主語にきている英文をそのまま訳すと、
変になってしまうので、「物、事柄」が主語にきた英文は、以下の手順で
訳をなおせばいいのでした。
1.主語に「よって」をつける。
2.目的語があれば「〜は」に変える。
3.動詞を「する→される」「される→する」
1.主語に「よって」をつける。
「この写真によって私に休日を思いださせる」
2.目的語があれば「〜は」に変える。
「この写真によって私は休日を思いださせる」
3.動詞を「する→される」「される→する」
「この写真によって私は休日を思いだす」
日本語訳
この写真によって私は休日を思いだす。
(=この写真を見ると、あの休日を思い出す。)