関係代名詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題75■■
The city that I visited has two
libraries.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説、英文の解説
【関係代名詞】
関係代名詞を軽く説明します。
例えば「私が昨日買った本」という文に注目してみましょう。
どのような「本」なのでしょうか?
「彼が昨日買った」本でしょうか?「私が買った」本でしょうか?
「私が昨日買った」本なのですよね。
つまり、「私が昨日買った」は、どのような本なのかを説明しています。
このように、どのような名詞なのかを説明する言葉を「形容詞節」と言いました。
形容詞(句or節)などを見つければ<>をつけるのでした。
「<私が昨日買った>本は」
では、「<私が昨日買った>本は」を英語になおしてみましょう。
日本語では、どんなに長くても形容詞(句or節)は、名詞の前にもってくるのでした。
(例)「<私が昨日書店で買った>本」
(例)「<昨日私のおじさんが空港で見た>女性」
しかし、英語では長いものは後に持ってくるので、「本<私が昨日買った>」のように、
名詞の後から、どのような名詞なのかを説明するのでした。
よって、「The
book<私が昨日買った>」になります。
では、「私が昨日買った」の部分をどのように英語になおすのでしょうか。
「私は昨日買った」を英語になおすと「I
bought yesterday」です。
つまり、「The book<I bought
yesterday>」が答えだと思った人も多いと思います。
結論から言えば、正解といえば正解なのですが、少し間違えです。
<I
bought yesterday>をそのまま入れると、どれが主語なのか、
どれが動詞なのかわかりにくくなります。
つまり、The
bookが主語なのか、Iが主語なのかわかりません。
なので、形容詞節として<I bought
yesterday>を入れましたよという
マークをつけてやるのです。
そのマークは「who,whose,whom,which,that」なのです。
今の場合は「which」を使います。
よって、The
book<which I bought
yesterday>となります。
ということは逆を言えば、「who,whose,whom,which,that」が文の中に出てく
る時、文の中に形容詞節がでてくる可能性が高いのです。
つまり、<who〜>、<whose〜>、<whom〜>、<which〜>、
<that〜>になる可能性が高いのです。
☆)関係代名詞は省略することもできます。
英文の解説
問題に戻ります。
The
city that I visited has two
libraries.
1.まずは動詞を探します。
この文には、「visited」と「has」の2つの動詞の候補があります。
では、どちらが動詞なのでしょうか。
ここで、「that」に注目してください。
「that」は、<>になる可能性がありました。
※)<>の意味がわからない場合は上記の英文法の英文法の解説、英文の解説をしっかり読んでください。
実はこの文でも<>の形になっているのです。
The
city<that I visited>has two
libraries.
つまり、「visited」は<>の中に入っているので、
この文の動詞は、「has」なのです。
2.大抵、動詞より「←(左)」が主語、「→(右)」が補語か目的語です。
The
city<that I visited>(←has:動詞→)two libraries.
よって、主語は「The city<that I
visited>」で、
目的語は「two libraries」となるのです。
主語に注目してください。
The
city<that I visited>
まずは主語だけを訳してみましょう。
「<that I visited>であるThe
city」と訳すのでした。
つまり、「<私が訪れた>街」と訳せるのです。
よって、「<私が訪れた>街は2つの図書館を持っている」と
訳せるのです。
でも、「街が図書館を持っている」と訳すのは不自然です。
よって「街には図書館がある」と訳せばいいのです。
日本語訳
私が訪れた街には2つの図書館がある。