接続詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題50
Although the storm passed, the clouds were dark and gloomy.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【接続詞】
例えば、「私はテレビを見て、そして彼は野球をした。」という文を英語になおしてみてください。
まずは、主語、動詞、目的語、補語を見つけるのでした。どれが主語で、どれが動詞なのかわかりますか?答えは以下のようになります。
私は→主語
テレビを→目的語
見た→動詞
そして→??
彼は→主語
野球を→目的語
した→動詞
つまり、この文は、「私はテレビを見た」という文と、「彼は野球をした」という2つの文がくっついてできている文なのです。このように2文をくっつける働きを持っている「そして」のことを接続詞というのです。接続詞は、文と文、語と語などをくっつける働きがあるのです。
以上のことを頭に入れて、この文を英語になおしてみましょう。
まずは、「私はテレビを見た」の部分を英語になおします。英語になおすには、英語の語順になおして、それぞれを英語になおせばいいのでした。
「私は」+「見た」+「テレビを」
「I」+「watched」+「TV.」
よって、「私はテレビを見た」の部分は、「I
watched
TV.」になります。
次に「彼は野球をした」の部分を英語になおします。英語になおすには、英語の語順になおして、それぞれを英語になおせばいいのでした。
「彼は」+「した」+「野球を」
「He」+「played」+「baseball.」
よって、「彼は野球をした」の部分は、「He played baseball.」になります。「そして」は「and」です。
以上をまとめると、「I watched
TV,and he played
baseball.」となります。
※英文法の解説、英文の解説
通常は、1文に主語、動詞は必ず1つです。もし、主語、動詞が2つ以上あれば、大抵、文の中に接続詞があります。
【although】
although=〜だけれども
【A
and B】
AとB
英文の解説
問題に戻ります。
Although the storm passed, the
clouds were dark and
gloomy.
この文は、以下のような形になっています。
Although〔A:the storm passed〕, 〔B:the clouds were dark and gloomy.〕
つまり、「although」が接続詞として使用されていて、2つの文をつなげているのです。
ところで、althoughは、「although=〜だけれども」と訳します。よって、この文は、「Aだけれども、B」と訳すのです。
では、Aの部分はどのように英語になおせばいいのでしょうか。
A=the
storm
passed
これは主語+動詞の形になっています。よって、「嵐が通り通り過ぎた」と訳します。
Bの部分はどのように訳せばいいのでしょうか。
B=the
clouds were dark and
gloomy
Bの文にはbe動詞があります。つまり、「主語+be動詞+補語」の形になっています。でも、補語はどれでしょうか。実は補語は、「dark
and gloomy」と「Aand B」の形になっています。
よって、「雲はdarkでgloomyであった」と訳せます。
日本語訳
嵐が通り通り過ぎたのだけれども、雲は暗く薄暗かった。