助動詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題43
She must have told you ten times.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【助動詞+have+過去分詞】
「彼は野球をしたはずがない」これを英語になおしてみてください。
1.まず主語、動詞、目的語、補語などを見つけます。
主語+目的語+動詞+助動詞
私は+野球を+した+はずがない
2.次に英語の語順になおして、それぞれを英語になおします。
主語+助動詞+動詞+目的語
私は+はずがない+した+野球を
よって、「I cannot?? played?? baseball」で良いのでしょうか?「はずがない」の部分は「cannot」でいいのでしょうか?「した」の部分は「played」でいいのでしょうか?
「はずがない」は現在形になっています。なので、「cannot」のままで大丈夫です。
※)「はずがない=cannot」を知らなければ、すぐに覚えてください。
「した」という動詞の部分は、過去形になっています。よって、playedにしたいところです。しかし、よく思い出してください。助動詞の後は、必ず動詞の原形にしなければなりません。でも、playedは過去形です。よって、playedにしてはならないのです。
playにすれば現在形の意味に、playedにすれば「助動詞の後は動詞の原形」というルールに反します。では、どうすればいいのでしょうか?
そこで、「have+過去分詞」の形で代用するのです。
※)ここは不定詞のところでも使う考え方なので、しっかり覚えておいてください。
主語+助動詞+動詞+目的語
私は+はずがない+した+野球を
I cannot have played baseball
よって、I cannot
have played baseball.になります。
<英文法の解説、英文の解説>
「cannot
have+過去分詞=〜したはずがない」
同じように考えれば以下のことも導けます。
「must
have+過去分詞=〜したに違いない」
英文の解説
問題に戻ります。
She must have told you ten
times.
以下のことを覚えていれば、簡単に訳せたと思います。
「must have+過去分詞=〜したに違いない」
「ten
times=10回」
日本語訳
彼女はあなたに10回言ったに違いない
(=彼女はあなたに10回は言ったはずだ)