不定詞名詞的用法/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題42
It is our job to protect children.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【不定詞の名詞的用法(応用)】
人や物などの名前を「名詞」というのでした。しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。何でしたっけ?
そうですね。「動詞」に「こと」をつけたものですね。例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、「動詞」に「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。
さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。
「走る」は「run」です。「こと」にあたる英単語は「to」でした。よって、「走ること」は「run
to」になる!と思いましたか?
違いましたよね。「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。よって、走ることは「to
run」になります。
さて、話は変わります。英語では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持っていって、結論から先に言う言葉なのでした。日本語と英語の文を比べてみると明らかにわかります。
(日本語のイメージ)「私のおじさんは、私が空港で見た女性と結婚した。」
(英語のイメージ)「私のおじさんは結婚した、女性と、そして、その女性を私は見た、空港で。」
この文を見ると英語の文では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持っていって、先に結論から述べていることがわかりますよね。
例えば、「To teach English is difficult.」という文に注目してください。この文の主語は、「To
teach English」、動詞は、「is」、補語は、「difficult」です。訳すと、「英語を教えることは難しい」になります。
この文では明らかに、「主語」の部分が長いですよね。この文のように主語にある「to〜」が長い場合、英語では、その「to〜」を後に持っていくのです。
「■ is difficult」「to teach English」
そして元々「to teach English」のあった部分(■の部分)に、「It」を持ってくるのです。
つまり、「To teach English is
difficult.」
=「It is difficult to teach
English」になります。
<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」
英文の解説
問題に戻ります。
It
is our job to protect
children.
この文は、英文法の解説、英文の解説とは逆に考えていけば簡単に訳せます。元々、「to
protect children」が長いので、後ろにもってきて、「後にもってきましたよ」というマークに「It」を入れているのでした。
つまり、この文は、元々、以下のような形になっていたのです。
「To
protect children is our job.」
今まで、このメルマガを読んできた方なら、この文なら簡単に訳せますよね。でも、念のために、詳しく解説しておきます。
1.まずは前置詞句や副詞に()をつけます。
今の問題では両方ともありません。
2.動詞を見つけます。動詞より「←(左)」にあるのが「主語」で、「→(右)」にあるのが、目的語や補語でした。
今の問題の場合、動詞の候補として、「protect」や「is」が考えられます。しかし、「protect」は「To+protect〜」の形になっていて、「〜すること」と訳すので、動詞にはなりません。よって、「is」が動詞になります。
よって、この文は、以下のようになります。
(主語:To
protect children)(←動詞:is→)(補語:our job).
よって、この文は、「To protect
childrenは、our
jobです」と訳せます。
「To+protect〜」は「〜すること」と訳すことを考えると答えがでてくると思います。
日本語訳
子供達を守るのが私達の仕事です。