イディオム/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題36
The sea was so rough that the ship couldn't get into the harbor.
アドバイス
長い英文を見ると、「うわっ、難しそう…」と身構えてしまいませんか?
でも、どんなに長い文も、実は「小さな部品」の組み合わせに過ぎません。
特に今回出てくる「so...that...」のような構文(決まり文句)は、文を長くする犯人の一つです。
しかし、逆に言えば、この構文さえ見抜ければ、文の切れ目がはっきりと見えてくるのです。
このページでは、長い文を「原因」と「結果」に分解して、スッキリと理解する方法を解説します。
これを知っていると、文の構造が一瞬で見えるようになりますよ。
英文法の解説
今回の英文を攻略するカギは、超重要構文「so...that...」です。
1.【構文】「so...that...」の使い方
「so A that B」の形で、「とてもAなので、Bだ」という意味になります。
so = とても
that = なので(結果を表すつなぎ言葉)
この構文の特徴は、文が「原因」と「結果」の2つのパートに分かれることです。
[原因] The sea was **so** rough
(海は**とても**荒れていた)
↓
**that**
(**なので**)
↓
[結果] the ship couldn't get into the harbor.
(その船は港に入れなかった)
このように、「so」を見つけたら、「あ、後ろにthatが来るかも?」と予想しながら読むのがコツです。
2.【単語】「rough」の意味
「rough(ラフ)」という単語は、日本語でも「ラフな格好」などで使いますが、英語ではもっと広い意味で使われます。
基本イメージは「表面がザラザラしている」「荒っぽい」です。
・肌が荒れている
・計算が大雑把(ラフな見積もり)
・海が荒れている(波が高い)
今回は「海(The sea)」の話なので、「荒れている」と訳すのがピッタリですね。
英文の解説
それでは、実際に問題を解いていきましょう。
The sea was so rough that the ship couldn't get into the harbor.
ステップ1:構文を見抜く
文の中に「so」と「that」がありますね。
これで「so...that...(とても〜なので…)」の構文だと確定します。
ここで文を2つに切ってしまいましょう。
@ The sea was so rough
A (that) the ship couldn't get into the harbor.
ステップ2:前半(原因)を訳す
@ The sea [S] was [V] so rough [C].
「海はとても荒れていた」
これが「原因」です。
ステップ3:後半(結果)を訳す
A the ship [S] couldn't get [V] into the harbor.
まずは主語と動詞から。
「the ship couldn't get」
「その船は〜できなかった」
次に「into the harbor」。
「get into 〜」で「〜の中に入る」という熟語的に考えてもいいですし、
「get(着く、行く)」+「into(〜の中へ)」と考えてもOKです。
「harbor」は「港」という意味です(「ハーバー」ですね)。
つなげると、
「その船は港に入ることができなかった」
となります。
ステップ4:全体をまとめる
@+Aをつなげます。
「海はとても荒れていた」+「なので」+「船は港に入れなかった」
自然な日本語に整えます。
完成訳:「海がとても荒れていたので、船は港に入ることができなかった。」
いかがでしたか?
「so...that...」の形を見つけるだけで、文の構造がグッと分かりやすくなりますね。
日本語訳
海がとても荒れていたので、船は港に入ることができなかった。
練習問題
理解度を確認するための練習問題です。
(1)「so...that...」の意味は?
A. 〜だけれども…
B. 〜するかどうか…
C. とても〜なので…
D. もし〜ならば…
答え:C
解説:程度(とても〜)とその結果(なので…)を表す構文です。
(2)「rough」の意味としてふさわしくないものは?
A. (海が)荒れている
B. (表面が)ザラザラした
C. (性格が)穏やかな
D. (計算が)おおよその
答え:C
解説:「穏やかな」は反対の意味(calm)になります。
(3)「harbor」の意味は?
A. 港
B. 空港
C. 駅
D. バス停
答え:A
解説:船が停まる場所です。
(4)「couldn't」は何の短縮形?
A. can not
B. could not
C. can't
D. would not
答え:B
解説:助動詞「could」の否定形です。
(5)「get into」の意味は?
A. 〜から出る
B. 〜の中へ入る
C. 〜を通り過ぎる
D. 〜を避ける
答え:B
解説:into(中へ)という前置詞のイメージ通りです。
(6)この文の主語はいくつありますか?
A. 1つ
B. 2つ
C. 3つ
D. ない
答え:B
解説:「The sea」と「the ship」の2つです。接続詞thatで2つの文がつながっています。
(7)「The sea was calm.」の意味は?
A. 海は荒れていた
B. 海は穏やかだった
C. 海は深かった
D. 海は青かった
答え:B
解説:calm(穏やかな)はroughの対義語です。
(8)「He is so kind that everyone likes him.」の訳は?
A. 彼はとても親切なので、皆彼が好きだ。
B. 彼は親切だが、嫌われている。
C. 彼は親切なふりをしている。
D. 彼が親切かどうかは分からない。
答え:A
解説:so...that...の基本通りの訳です。
(9)「that」の品詞は?
A. 代名詞
B. 形容詞
C. 接続詞
D. 前置詞
答え:C
解説:後ろに「主語+動詞」の文を続けるので接続詞です。
(10)「ship」と「boat」の違いは?(一般的に)
A. shipの方が小さい
B. boatの方が大きい
C. shipの方が大きい
D. 同じ
答え:C
解説:一般的に大型船をship、小型船をboatと呼びます(ボートに乗せられるのがシップ、という覚え方もあります)。