不定詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題35
Nobody knows where to go.
アドバイス
英語には、日本語にはない独特の表現方法がたくさんあります。
その代表例が、「主語自体に『否定』の意味が含まれている文」です。
日本語では「誰も〜ない」と、文末で否定を作りますが、英語では文頭の主語だけで「誰も〜ない」といきなり言い切ってしまうことがあります。
こういった「英語的発想」に慣れていくことが、直訳から自然な日本語訳へのステップアップには欠かせません。
このページでは、「否定語を主語にするパターン」と、「疑問詞+不定詞」の便利な使い方を解説します。
これらをマスターすると、短い言葉でたくさんの情報を伝えられるようになりますよ。
英文法の解説
今回の英文をスムーズに訳すためのポイントは以下の2つです。
1.【代名詞】「Nobody」の訳し方
2.【不定詞】「疑問詞+to+動詞の原形」
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.【代名詞】「Nobody」の訳し方
「Nobody」は「no(ゼロの)」+「body(人)」が合体した言葉です。
直訳すると「ゼロの人」という意味になります。
これが主語に来ると、どうなるでしょうか?
「ゼロの人が〜を知っている」
↓
「〜を知っている人は誰もいない」
↓
「誰も〜を知らない」
このように、**「主語を『誰も』と訳し、動詞を『〜ない(否定)』に変えて訳す」**のがコツです。
また、「Nobody」は単数扱い(三人称単数)になるので、動詞に「s」がつくことが多いのも特徴です(現在形の場合)。
2.【不定詞】「疑問詞+to+動詞の原形」
「what」や「where」などの疑問詞に「to+動詞」がつくと、名詞のような働きをします。
・where to go(どこに行くべきか、行くべき場所)
・what to do(何をするべきか、すべきこと)
・how to swim(どのように泳ぐべきか、泳ぎ方)
・when to start(いつ始めるべきか、始める時期)
このセットは非常によく使われます。
「〜すべきか」と訳すとスムーズにつながることが多いです。
丸暗記しておくと便利ですよ!
英文の解説
それでは、実際に問題を解いていきましょう。
Nobody knows where to go.
ステップ1:主語(S)と動詞(V)を見つける
文頭にあるのが主語です。
S(主語)=Nobody(誰も〜ない)
「Nobody」は三人称単数扱いでしたね。
だから、動詞「know(知る)」に「s」がついて「knows」になっています。
V(動詞)=knows(知っている)
この2つを合わせると、
「Nobody knows」
=「誰も知っている人はいない」
=「誰も知らない」
となります。
ステップ2:目的語(O)を見つける
「knows(知っている)」と言われたら、「何を?」となりますよね。
その「何を」にあたる部分が目的語です。
O(目的語)=where to go
先ほどの基本解説でやったように、「where to go」は「どこに行くべきか」という意味です。
where to go
(どこに 行く べきか)
ステップ3:全体をまとめる
これまでの分析をドッキングさせましょう。
Nobody [S] knows [V] where to go [O].
直訳:「誰も、どこに行くべきかを知らない。」
自然な日本語に整えます。
「誰も行き先を知らない」としても良いでしょう。
完成訳:「誰もどこに行くのか知らない。」
いかがでしたか?
「Nobody」が来たら、文末を「〜ない」で結ぶ。
これが英語脳への第一歩です。
日本語訳
誰もどこに行くのか知らない。
練習問題
理解度を確認するための練習問題です。
(1)この英文の主語は?
A. Nobody
B. knows
C. where
D. go
答え:A
解説:文頭の「Nobody」が動作主です。
(2)「Nobody」の使い方の特徴は?
A. 複数扱いする
B. 文末に置く
C. 単数扱いし、文全体を否定する
D. 肯定的な意味で使う
答え:C
解説:「誰も〜ない」という否定の意味を作り、単数扱いです。
(3)「where to go」の意味は?
A. どこに行ったか
B. どこに行くべきか
C. 行く場所がない
D. いつ行くか
答え:B
解説:「疑問詞+to不定詞」で「〜すべきか」という意味になります。
(4)「how to use」はどう訳す?
A. 誰が使うか
B. なぜ使うか
C. 使い方(どのように使うべきか)
D. いつ使うか
答え:C
解説:how to〜=〜の仕方、方法。
(5)「what to eat」はどう訳す?
A. 何を食べるべきか
B. どこで食べるべきか
C. いつ食べるべきか
D. 誰と食べるべきか
答え:A
解説:what=何、なので「何を食べるべきか」です。
(6)「knows」に「s」がついている理由は?
A. 過去形だから
B. 進行形だから
C. 主語が複数だから
D. 主語が三人称単数だから
答え:D
解説:Nobodyは三人称単数扱いです。
(7)この文を「not」を使って書き換えると?
A. Everybody doesn't know where to go.
B. Somebody doesn't know where to go.
C. Nobody doesn't know where to go.
D. Anyone doesn't know where to go.
答え:A が近いですが、厳密には「No one knows...」や「None of them know...」などが自然です。学校英語的には「Everyone doesn't know...(部分否定)」と混同しないよう注意が必要ですが、形としてはAが選択肢の中で最も近いです。ただし、もっとも一般的な言い換えは「No one knows...」です。
※訂正:学校英語の書き換え問題としては「Anyone doesn't know」は誤りで、「Nobody knows」=「No one knows」が正解です。選択肢設定が適切ではありませんでした。この問いは「Nobody」=「No one」と覚えておいてください。
(8)「to go」の部分の用法は?
A. 名詞的用法
B. 副詞的用法
C. 形容詞的用法
D. 独立用法
答え:A
解説:「〜ということ」のカタマリ(名詞)を作るので、名詞的用法に分類されます。
(9)「go」の反対語は?
A. come
B. stop
C. run
D. walk
答え:A
解説:go(行く)⇔ come(来る)。
(10)この文の文型は?
A. 第一文型(SV)
B. 第二文型(SVC)
C. 第三文型(SVO)
D. 第四文型(SVOO)
答え:C
解説:「Nobody(S) knows(V) where to go(O)」の第三文型です。