関係代名詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題33
The books which were written by Tom are very popular.
アドバイス
英語の文が長くなると、「どこまでが主語なのかわからない」「動詞がどれかわからない」と迷子になってしまうことはありませんか?
特に今回のような「関係代名詞」が入った文は、多くの人がつまずく壁です。
でも、安心してください。
複雑に見える文も、実はシンプルな「骨組み」と、それを詳しく説明する「おまけ(修飾)」の組み合わせに過ぎません。
このページでは、「長い主語」をどう見抜くか、「おまけ」がどこからどこまでなのかを、パズルを解くように解説します。
この感覚がつかめると、どんなに長い英文でもスラスラ読めるようになりますよ。
焦らず、一つ一つ分解して理解していきましょう。
英文法の解説
今回の英文を理解するために必要な文法知識は、以下の2つです。
1.【関係代名詞】「which」の使い方
2.【受動態】「be動詞+過去分詞」
1.【関係代名詞】「which」の使い方
関係代名詞を一言で言うと、「名詞を詳しく説明するための魔法の接着剤」です。
「本」という名詞があったとして、ただの「本」ではなく、「(私が昨日買った)本」とか「(机の上にある)本」のように言いたい時がありますよね。
日本語では、「私が昨日買った→本」のように、説明が前から後ろにかかります。
しかし英語では、説明が長くなると、後ろから前にかかります。
The book which I bought yesterday.
(本 ← 私が昨日買った)
この「which」が、「これから後ろの説明が前の名詞(本)にかかりますよ!」という合図なのです。
人以外(物や動物)を説明するときは「which」を使います。
(人の場合は「who」を使います)
2.【受動態】「be動詞+過去分詞」
「〜する」ではなく、「〜される」と言いたい時に使います。
形は「be動詞+過去分詞」です。
write(書く)→ be written(書かれる)
love(愛する)→ be loved(愛される)
「by 〜」をつけると、「〜によって(される)」という意味を付け加えられます。
was written by Tom(トムによって書かれた)
英文の解説
それでは、実際に問題を解いていきましょう。
The books which were written by Tom are very popular.
ステップ1:動詞(V)を見つける
まずは動詞を探します。
「were written」と「are」の2つが動詞の形をしていますね。
でも、1つの文に動詞は1つが原則です。
どちらが本物の動詞(メインの動詞)でしょうか?
ここで「which」に注目します。
「which」から始まる部分は「名詞を説明するおまけ」です。
which were written by Tom
(トムによって書かれた)
この部分は、「The books」を説明しているだけの「長い形容詞」のようなものです。
ですから、この中の「were written」は、説明文の中の動詞であって、文全体のメイン動詞ではありません。
よって、文全体の動詞は、後ろにある「are」に決まります。
V(動詞)=are
ステップ2:主語(S)を見つける
動詞「are」の左側が全部、主語になります。
The books (which were written by Tom)
これが主語です。
分解すると、
「The books」が中心となる名詞。
「(which were written by Tom)」が、その本がどんな本なのかを説明している部分です。
S(主語)=The books (which were written by Tom)
「(トムによって書かれた)その本たちは」
ステップ3:補語(C)を見つける
動詞「are」の後ろには「very popular」があります。
「popular」は「人気がある」という形容詞です。
「The books」=「popular」
(その本たち)=(人気がある)
の関係が成り立ちます。
よって、これは補語(C)です。
C(補語)=very popular
ステップ4:文の構造をまとめる
全体を整理すると、
The books (which were written by Tom) [S] are [V] very popular [C].
直訳:「(トムによって書かれた)その本たちは、とても人気があります。」
関係代名詞の部分を( )でくくって名詞にかけることができれば、文の骨組み(SはCです)がはっきりと見えてきます。
完成訳:「トムによって書かれた本は、とても人気があります。」
日本語訳
トムによって書かれた本は、とても人気があります。
練習問題
理解度を確認するための練習問題です。
(1)この英文のメインの動詞はどれですか?
A. were
B. written
C. are
D. popular
答え:C
解説:文全体の述語動詞は「are」です。「were written」は関係代名詞節の中の動詞です。
(2)「which」の働きとして正しいものは?
A. 疑問文を作る(どれ?)
B. 前の名詞を詳しく説明するつなぎ言葉
C. 文を終了させる
D. 未来のことを表す
答え:B
解説:関係代名詞として、前の名詞(先行詞)を修飾する節を作ります。
(3)「which were written by Tom」が説明している言葉は?
A. The books
B. are
C. very
D. popular
答え:A
解説:「トムによって書かれた→本」と前の名詞にかかります。
(4)「were written」はどのような形ですか?
A. 現在進行形
B. 過去進行形
C. 受動態(受け身)
D. 現在完了形
答え:C
解説:「be動詞+過去分詞」で受動態を作ります。
(5)「popular」の意味は?
A. 人口の多い
B. 人気のある
C. 高価な
D. 貧しい
答え:B
解説:popular=人気のある、評判の良い。
(6)「by Tom」の意味は?
A. トムのそばに
B. トムによって
C. トムまでには
D. トムのせいで
答え:B
解説:受動態の文で動作主を表す「by」は「〜によって」と訳します。
(7)この文を能動態(トムが主語)に書き換えると?
A. Tom writes the books.
B. Tom wrote the books.
C. Tom is writing the books.
D. Tom has written the books.
答え:B
解説:「were written」とあるので過去形です。よって「wrote」を使います。
(8)「The books」は単数ですか、複数ですか?
A. 単数
B. 複数
C. どちらでもない
D. わからない
答え:B
解説:「s」がついているので複数形です。だからbe動詞も「are」を使っています。
(9)「very」の品詞は?
A. 名詞
B. 動詞
C. 形容詞
D. 副詞
答え:D
解説:形容詞「popular」を修飾して程度を強める副詞です。
(10)関係代名詞「which」の代わりに使える単語は?
A. who
B. whom
C. that
D. whose
答え:C
解説:物や動物を先行詞にする場合、「that」でも代用可能です。