第三文型、否定/英文読解の練習問題

以下の英文を日本語になおしてください。

■■問題31
We had no reply from our daughter or son.

アドバイス

英語の勉強において、最もやってはいけないことの一つが、「いきなり日本語訳を見て、合っているか間違っているかだけを確認して終わりにする」という勉強法です。

もちろん、テスト本番では正解か不正解かが全てですが、練習の段階では「なぜその答えになるのか?」というプロセス(過程)を大切にしなければなりません。

なぜなら、答えだけを覚えても、次に違う英文が出たときに応用が利かないからです。
例えば、スポーツでも「試合に勝ったからOK」ではなく、「なぜ勝てたのか?」「次はどうすればもっと良くなるか?」を分析しますよね?
英語も同じです。「なんとなく訳せた」ではなく、「ここは主語だからこう訳す」「ここは動詞だからこうなる」と、理屈で理解することが上達への近道なのです。

このページでは、単に答えを教えるだけでなく、「なぜそのような訳になるのか」という理由を、英文法の基礎から徹底的に解説しています。

特に、英語が苦手な人や、感覚だけで問題を解いてしまっている人には、目からウロコの内容になっているはずです。
「文法なんて難しくてわからない」と思っている人もいるかもしれませんが、大丈夫です。
専門用語をなるべく使わず、中学生でもわかるように噛み砕いて説明します。

本気で英語が得意になりたいなら、飛ばし読みをせず、この解説をじっくりと読んでみてください。
読み終える頃には、「なるほど!そういうことだったのか!」と、英語の仕組みがスッキリと理解できているはずです。

さあ、一緒に英語のルール(文法)を紐解いていきましょう!

英文法の解説

今回の英文を理解するために必要な文法知識は、以下の3つです。

1.【否定】「no」の使い方
2.【接続詞】「or」の使い方
3.【文型】「第三文型(SVO)」の構造

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.【否定】「no」の使い方


まず、「no」という単語についてです。「イエス・ノー」の「ノー」としてお馴染みですが、英文の中では少し違った働きをします。

「not」と「no」の違いを知っていますか?
「not」は「〜ではない」という意味で、動詞を否定します(例:I do not have money. 私はお金を持っていません)。
一方、「no」は「少しもない」「ゼロの」という意味で、名詞にくっついて、その名詞が存在しないことを強調します。

例えば、今回の「no reply」であれば、「reply(返事)」が「no(ゼロ)」だと言っているのです。
つまり、「返事が全くない」「返事がゼロ個である」という意味になります。
「not」を使って否定するよりも、「no」を使ったほうが、「全くないんだ!」という否定の気持ちが強く伝わるニュアンスがあります。

2.【接続詞】「or」の使い方


次に、「or」です。通常、「A or B」は「AまたはB」という意味ですよね。
「Coffee or tea?(コーヒー、それとも紅茶?)」のように使います。

しかし、否定文(「no」や「not」がある文)の中で「A or B」が出てくるときは注意が必要です。
否定文の中での「A or B」は、「AもBも〜ない」という意味になります。

今回の文では、「from our daughter or son」となっています。
これを直訳すると「私たちの娘、または息子から」となりますが、文全体が「no reply(返事がない)」という否定の意味を持っています。
ですから、全体の意味としては「娘からも、息子からも、返事がない」ということになります。
「娘か息子のどっちかからは返事があった」のではなく、「両方とも返事がない」という状態を表しています。

3.【文型】「第三文型(SVO)」の構造


最後に、文の構造(文型)についてです。
英語の文は、単語が適当に並んでいるわけではなく、決まったルールで並んでいます。
その中でも最も基本的な型の一つが、「第三文型」と呼ばれるものです。

形は「主語(S)+動詞(V)+目的語(O)」です。
意味は「主語は目的語を〜する」となります。

主語(S):動作をする人・物(〜は、〜が)
動詞(V):動作そのもの(〜する)
目的語(O):動作の対象となる人・物(〜を、〜に)

例えば、「I play tennis.(私はテニスをします)」という文を見てみましょう。
I(私)が、tennis(テニス)を、play(する)わけです。
これが第三文型の基本です。
今回の文も、この「SVO」の形になっていますので、どれがSで、どれがVで、どれがOなのかを見抜くことが重要になります。

英文の解説

それでは、実際に問題を解いていきましょう。

We had no reply from our daughter or son.

この英文を、パズルを解くように分解して考えていきます。

ステップ1:動詞(V)を見つける


英文読解の第一歩は、必ず「動詞」を見つけることです。
この文の中で動詞らしきものはどれでしょうか?
「had」と「reply」が候補に挙がるかもしれません。

しかし、「reply」の前を見てください。「no」という言葉がありますね。
先ほど解説したように、「no」は名詞にくっつく言葉です。
ですから、ここでの「reply」は動詞の「返事をする」ではなく、名詞の「返事」として使われていることがわかります。

よって、動詞は「had」で決まりです。
「had」は「have(持つ)」の過去形ですね。
これで、V(動詞)=had だとわかりました。

ステップ2:主語(S)を見つける


動詞が見つかったら、主語を見つけるのは簡単です。
基本的に、動詞の左側にある名詞が主語になります。
「had」の左側にあるのは「We」ですね。

「We」は「私たちは」という意味の代名詞です。
これで、S(主語)=We だとわかりました。

ここまでで、「We had 〜(私たちは〜を持っていた)」という骨組みが見えてきました。

ステップ3:目的語(O)を見つける


第三文型(SVO)の文では、動詞の後ろに目的語が来ます。
「had(持っていた)」と言われたら、「何を?」と聞きたくなりますよね。
その「何を?」にあたる部分が目的語です。

動詞「had」の後ろにあるのは「no reply」です。
「no reply」は「ゼロの返事」「返事がないこと」という意味でしたね。
これが目的語(O)になります。

つまり、SVOの骨組みは以下のようになります。
S:We(私たちは)
V:had(持っていた)
O:no reply(ゼロの返事を)

直訳すると、「私たちはゼロの返事を持っていた」となります。
日本語としては少し不自然ですが、英語の構造としてはこういうことなのです。
「ゼロの返事を持っていた」ということは、つまり「返事は全くなかった」という意味になります。

ステップ4:修飾語(おまけ)を処理する


最後に残った「from our daughter or son」を見てみましょう。
これは、文の骨組み(SVO)には含まれない「修飾語(おまけ)」です。

「from」は前置詞で、「〜から」という意味です。
「our daughter or son」は「私たちの娘、または息子」ですね。
合わせて、「私たちの娘または息子から」となります。

この部分は、前の「reply(返事)」にかかっています。
ただの「返事」ではなく、「娘や息子からの返事」だと説明しているわけです。

英語では、説明する言葉(修飾語)が長くなると、後ろから前の言葉を詳しく説明するというルールがあります。
日本語だと「娘や息子からの→返事」と前から後ろにかかりますが、英語だと「reply←from our daughter or son」と後ろから前にかかるのです。
この語順の違いに慣れるのが、英語上達のコツです。

ステップ5:全体の訳を完成させる


これまでの分析をまとめてみましょう。

We(S) had(V) no reply(O) from our daughter or son.

直訳:私たちは、娘や息子からのゼロの返事を持っていた。

これを自然な日本語に直していきます。
「ゼロの返事を持っていた」→「返事が全くなかった」「返事を得られなかった」

また、「daughter or son」の部分も、否定文なので「娘からも息子からも」というニュアンスを含めて訳すとより自然です。

完成訳:「私たちは娘か息子からひとつも返事が得られませんでした。」

いかがでしたか?
ただ単語を繋ぎ合わせるのではなく、SVOという構造を見抜き、修飾関係(どれがどれを説明しているか)を理解することで、正確な訳ができるようになります。
これが「英文法を使って読む」ということです。

日本語訳

私達は娘か息子からひとつも返事が得られませんでした。

練習問題

理解度を確認するための練習問題です。

(1)この英文の動詞はどれですか?
A. We
B. had
C. reply
D. from
答え:B
解説:主語「We」の後ろにあり、過去形になっている「had」が動詞です。「reply」は「no」がついているので名詞です。

(2)この英文の主語はどれですか?
A. We
B. reply
C. daughter
D. son
答え:A
解説:動詞「had」の動作主である「We(私たちは)」が主語です。

(3)「no」の品詞は何ですか?
A. 動詞
B. 名詞
C. 形容詞
D. 前置詞
答え:C
解説:「no」は後ろの名詞「reply」を修飾する形容詞です。

(4)「no」と「not」の違いとして正しい説明は?
A. 「no」は動詞を否定し、「not」は名詞を否定する
B. 「no」は名詞を否定し、「not」は動詞を否定する
C. どちらも全く同じ意味
D. 「no」は肯定文で使う
答え:B
解説:「no」は「ゼロの〜」と名詞を説明し、「not」は「〜ではない」と動詞を否定します。

(5)この英文の文型は?
A. 第一文型(SV)
B. 第二文型(SVC)
C. 第三文型(SVO)
D. 第四文型(SVOO)
答え:C
解説:「We(S) had(V) no reply(O)」の第三文型です。

(6)「from」の品詞は何ですか?
A. 動詞
B. 名詞
C. 形容詞
D. 前置詞
答え:D
解説:「from」は「〜から」を表す前置詞です。

(7)この文での「reply」の意味は?
A. 返事をする(動詞)
B. 返事(名詞)
C. 繰り返す(動詞)
D. 再生する(動詞)
答え:B
解説:「no」の後ろにあるので名詞として使われています。

(8)「A or B」が否定文で使われた時の意味は?
A. AまたはB(どちらか一方)
B. AもBも両方
C. AではなくB
D. AもBも〜ない(両方ともない)
答え:D
解説:否定文の中では「AもBも〜ない」という意味になります。

(9)「We had no reply」の直訳として最も近いのは?
A. 私たちは返信しなかった
B. 私たちは返事を持っていなかった
C. 私たちは返事を待っていた
D. 私たちは返信しようとした
答え:B
解説:「had」は「持っていた」、「no reply」は「ゼロの返事」なので、「ゼロの返事を持っていた」となります。

(10)「daughter」の意味は?
A. 息子
B. 娘
C. 父
D. 母
答え:B
解説:「daughter」は「娘」、「son」は「息子」です。

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