分詞、否定/英文読解の練習問題

以下の英文を日本語になおしてください。

■■問題30
The injured boy could neither walk nor talk.

今回のポイント

この文では「分詞(過去分詞)」と「neither A nor B(AもBも〜ない)」という2つの重要表現が同時に使われています。
1つずつ分解して理解すると、難しい文でも確実に読めるようになります。

アドバイス

いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。

長い英文は「@名詞のかたまり」「A動詞のかたまり」に分けて考えると読みやすくなります。
今回も主語部分と述語部分を分けるのがコツです。

英語が苦手な人は、どうしても「なんとなく」で訳してしまいがちですが、それはとてももったいないことです。
スポーツで言えば、ルールを知らずに試合に出るようなものです。ルール(文法)を知れば、どんなボール(英文)が来ても怖くありません。
特に今回の「分詞」と「neither A nor B」は、一見難しそうに見えますが、仕組みはとてもシンプルです。
「分詞」は「動詞変身!形容詞になれ!」という魔法のようなルールですし、「neither」も「not」の仲間だと思えば親しみがわきます。
解説を読んで「なるほど!」と思えたら、必ず力になります。
一回でわからなくても大丈夫。何度でも読み返して、自分のものにしてください。
さあ、一緒に頑張りましょう!

英文法の解説、英文の解説

【否定の表現:neither A nor B】
「neither A nor B」=「AもBも〜ない」

この表現は、AとBの両方を同時に否定する、ちょっと欲張りな表現です。
「neither」は「not either(どちらも〜ない)」がくっついた言葉だと思ってください。
形も似ていますよね?
例文:
I like neither cats nor dogs.
(私は猫も犬も好きではありません。)

ポイント:
1. 「neither」の直後にAが、「nor」の直後にBが来ます。
2. AとBは文法的に同じ役割(名詞と名詞、動詞と動詞など)が入ります。
今回の問題文では「walk(歩く)」と「talk(話す)」という2つの動詞がAとBに入っています。
つまり、「歩くこともしないし、話すこともしない」→「歩くことも話すこともできない」となるわけです。

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【分詞(過去分詞)の形容詞的用法】
ここが今回の一番の山場です!でも大丈夫、ゆっくりいきましょう。

「分詞(ぶんし)」とは、動詞が形を変えて、形容詞の働きをするもののことです。
特に「過去分詞(〜edなど)」は、「〜された」「〜されている」という意味を持ちます。

日本語と英語の大きな違いは「置く場所」です。
日本語では、どんなに説明が長くても、必ず名詞の「前」に置きます。
・<壊れた>窓
・<ケンによって壊された>窓

しかし英語は違います!
★ルール:
『1語なら「前」、2語以上なら「後ろ」から名詞を説明する!』

これを「後置修飾(こうちしゅうしょく)」と呼びます。漢字の通り「後ろに置いて飾る(説明する)」ことです。

(1) 1語の場合
「Look at the **broken** window.」(あの<壊れた>窓を見て。)
broken(壊れた)という1語だけなので、window(窓)の前に置きます。
今回の「The **injured** boy」もこれです。
injured(傷ついた)は1語なので、boy(少年)の前に置いて「<傷ついた>少年」となります。

(2) 2語以上の場合(ここが重要!)
もし「(野球ボールによって)壊された窓」と言いたい場合はどうでしょう?
「broken by a baseball」となり、3語ですね。
長い説明は、名詞の後ろに回します。
「Look at the window **broken by a baseball**.」
(野球ボールによって<壊れた>窓を見て。)

本問の例でも考えてみましょう。
「漱石によって書かれた本」
・「漱石によって書かれた」=「written by Soseki」(3語)
長いですね。だから「本」の後ろに置きます。
× written by Soseki book (ダメ!)
○ book **written by Soseki** (正解!)

「その本は漱石によって書かれた」という文:
The book was written by Soseki.
ここから、be動詞(was)を取っちゃいましょう!
すると…
The book written by Soseki
これで「漱石によって書かれた本」という名詞のかたまりが出来上がり!

★なぜ後ろに置くの?
英語は「結論(メインの名詞)を早く言いたい」言語だからです。
「本だよ!」と言ってから、「どんな本かというとね…」と詳しく説明するイメージです。

★まとめ
過去分詞を見たら…
1. be動詞と一緒にいたら受動態(〜される)
2. 名詞の近くにいたら形容詞(〜された名詞)
と考えてみましょう!

今回の文:
The injured boy could neither walk nor talk.
・主語:The injured boy(その傷ついた少年は)
・述語:could neither walk nor talk(歩くことも話すこともできなかった)

文の構造が見えてきましたか?
焦らず、一つ一つ分解していけば、必ず英語は読めるようになりますよ。

英文の解説

問題に戻ります。
The injured boy could neither walk nor talk.

文の骨格を考えます。
The injured boy(主語) could neither walk nor talk(述語)

injured は過去分詞で boy を説明しています。
→ 傷ついた少年

could は「〜できた」の過去形(canの過去)です。

neither walk nor talk は
歩くことも話すこともできない
という意味になります。

日本語訳

傷ついた少年は、歩くことも、話すこともできなかった。

関連問題

理解度を確認するために、練習問題を解いてみましょう!

■問題1:次の英文を日本語に訳してください。
1. I have neither time nor money.

■問題2:次の英文を日本語に訳してください。
2. Look at the broken chair.

■問題3:次の英文を日本語に訳してください。
3. This is a letter written by him.

■問題4:次の日本語を英語にしてください。(並べ替え)
4. 彼は読み書きができない。( can / neither / he / write / read / nor / . )

■問題5:次の日本語を英語にしてください。
5. 彼女はコーヒーも紅茶も飲みません。(neitherを使用)

■問題6:()内の語を適切な形に変えてください。
6. I saw a bird ( injure ) by a cat.

■問題7:かっこ内の語を並べ替えてください。
7. あの走っている少年はケンです。( boy / is / the / running / Ken / . )

■問題8:かっこ内の語を並べ替えてください。
8. 私は父によって作られたケーキを食べた。( cake / I / by / made / the / ate / my father / . )

■問題9:英文を完成させてください。
9. 彼は英語もフランス語も話せない。
He speaks ( ) English ( ) French.

■問題10:挑戦問題!日本語に訳してください。
10. The boy injured in the accident is in the hospital now.

関連問題(解答)

答え合わせをして、解説もしっかり読みましょう。

■問題1
答え:私は時間もお金もない。
解説:「neither A nor B」で「AもBもない」です。

■問題2
答え:その壊れた椅子を見て。
解説:「broken(壊れた)」は1語なので、椅子の前に置きます。

■問題3
答え:これは彼によって書かれた手紙です。
解説:「written by him(彼によって書かれた)」は3語なので、letter(手紙)の後ろから説明します。

■問題4
答え:He can neither read nor write.
解説:助動詞canの後ろに neither A nor B を置きます。

■問題5
答え:She drinks neither coffee nor tea.
解説:動詞drinkの後ろに目的語として置きます。

■問題6
答え:injured
解説:「猫によって傷つけられた鳥」とするために過去分詞にします。

■問題7
答え:The running boy is Ken.
解説:現在分詞(running)も1語なら前から修飾します。

■問題8
答え:I ate the cake made by my father.
解説:「父によって作られた」は長いので、cakeの後ろに置きます。

■問題9
答え:neither, nor
解説:基本の形ですね。

■問題10
答え:その事故で怪我をした少年は、今入院しています。
解説:「injured in the accident」が長いので、boyの後ろから説明しています。「その少年は/今入院している」が骨格です。

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