現在分詞、受動態/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題278■■
The team winning the match will be given new shirts.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【分詞】
「ソファで眠っている赤ん坊」は、どのような赤ん坊なのでしょうか?
ベットで眠っている赤ん坊でもなくて、部屋で眠っている赤ん坊でもなくて、
「ソファで眠っている赤ん坊」少年なのです。
つまり、「ソファで眠っている」は、
どのような赤ん坊なのかを説明している語句です。
このように、どのような名詞なのかを説明する語句を
「形容詞(句)」といいます。分詞は形容詞句の一種なのです。
形容詞句や分詞を見つけたら、必ず<>をつけてください。
<ソファで眠っている>赤ん坊
ところで、日本語では、どんなに長い形容詞句でもの名詞の前にもっていきます。
<例>
<サングラスをかけた>少年
<ソファで眠っている>赤ん坊
しかし、英語では、長い形容詞句は名詞の後にもってきて、
「赤ん坊<ソファで眠っている>」という語順にするのでした。
では、「赤ん坊<ソファで眠っている>」
をどのように英語になおせばいいのでしょうか?
赤ん坊は「a baby」です。
では、「ソファで眠っている」の部分をどのように訳せばいいのでしょうか?
まずは、「ソファで眠っている」に「私は」を加えてください。
「私はソファで眠っている」なら英語になおせますよね。
「I am sleeping on the sofa.」です。
ここから、勝手に付け加えた「私は」と「be動詞」を取り除いてください。
「(I)(am)sleeping on the sofa.」
よって、「ソファで眠っている」は、「sleeping on the sofa.」
であるとわかります。
よって、「赤ん坊<ソファで眠っている>」は、
「a baby<sleeping on the sofa>」になります。
(((まとめ)))
動詞のing形を見たら、下の3つの訳のどれかになります!
1.「be動詞+動詞のing形」は現在進行形で「〜しているところ」と訳します。
(例:I am playing baseball.)(私は野球をしているところです。)
2.「動詞のing形+名詞」または「名詞+動詞のing形」で
「〜している(名詞)」となり、どのような名詞なのかを説明するのです。
(例:The boy<playing the guitar>is John.)
(ギターを弾いている少年はジョンです。)
3.「動詞のing形」だけだと「〜すること」と訳します。
(例:I like playing tennis.)(=私はテニスをすることが好きです。)
【受動態】
受動態は、図を入れないと正直説明が難しいです。
以下を読むよりは、以下のアドレスで学習した方がわかりやすいです。
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例えば、「私は彼が好きです」という文に注目してください。
この文は、「私が」彼が好きだということを意味しています。
では、「彼は」私にどう思われているのでしょうか?
「彼は私によって好かれている」のですよね。
つまり、「私は彼が好きです」⇔「彼は私によって好かれている」
のように書き換えることができます。
さて、(A)「私は彼が好きです」を(B)「彼は私によって好かれている」
に書き換える手順をもう少し詳しくみてみましょう。
(A)「私は(=主語)、彼が(=目的語)、好きです(=動詞)」
⇔(B)「彼は(=主語)私によって(=目的語)好かれている(=動詞)」
日本語では、
(1)(A)の文では目的語であった「彼が」を、(B)の文のように「主語」
に持ってくると、
(2)(A)では「好きです」であった動詞が、(B)では「好かれている」
というように「〜されている」というように変わって、
(3)(A)で主語であった「私は」が(B)の文のように「私によって」
という風に「〜によって」という言葉がくっつきます。
では英語の場合ではどうなのでしょうか。
つまり、「I like him.(=私は彼を好きです)」を、
「彼は私によって好かれている」に変える場合はどうすればいいのでしょうか。
(1)まずは、「彼は」を主語の位置に持ってくる。
→主語の位置に持ってくると、「彼は」になるので、himではありませんよね。
→主格の「He」を使います。
(2)日本語では、動詞を「〜されている」という形に変えたように、動詞の
「like」の形を変えてやる必要があります。
→どのように変えるのかというと、「be動詞+過去分詞」にするのでした。
(3)日本語では、(A)では主語であった言葉に「〜によって」をつけたように、
英語では「by(=〜によって)」をつけます。その時に注意して欲しいのが、
「I(=私は)→by me」のように、主格を目的格に変える必要があります。
(1)〜(3)をまとめてみましょう。
「He→1の手順」「is liked(=be動詞+過去分詞)→2の手順」
「by me.(→3の手順)」
ここで注意して欲しいのは(3)の手順において、大抵は「by」をつければ
いいのですが、例外があるのでした。
例えば、「with」が使われる場合の「be covered with〜」
=「〜に(よって)覆われている」などがあります。
英文の解説
問題に戻ります。
The team winning the match will be given new shirts.
この文は「be given」というように「be動詞+過去分詞」の形になっていて、
受動態になっていますよね。
The team winning the match will[受動態:be given]new shirts.
つまり、この文は「The team winning the matchは、new shirtsがgiven
されるでしょう」と訳すことができます。
では「The team winning the match」をどのように訳せばいいのでしょうか。
これは「The team<winning the match>」となっているので、
「<winning the match>であるThe team」となります。
つまり「<試合に勝つ>チーム」と訳すことができます。
以上をあわせると「<試合に勝つ>チームは、新しいシャツが与えられるで
しょう」となります。
日本語訳
試合に勝つチームには、新しいシャツが与えられるでしょう。