第一文型/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題26
My daughter works for the post office in Salt Lake City.
今回のポイント
この文は、英語の文章の中で一番シンプルな「第一文型(主語 + 動詞)」で作られていますが、後ろに「前置詞(in, for, atなど)+ 名詞」のカタマリ(前置詞句)が2つもドッキングしているため、パッと見ると情報量が多くて難しそうに見えるタイプの英文です。
文の「本当の骨格(メインの意味)」を最初に見つけ出し、その後で場所や所属などの「オマケの情報(修飾語)」を追加していく読み方を身につけましょう。
アドバイス
いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
中学生の皆さんが長文をスラスラ読めるようになるための最大の秘訣は、英文を「骨格」と「追加情報(オマケ)」にしっかり分けて読むことです。
どんなに長い英文でも、必ず「誰が(主語)」「どうする(動詞)」という一番大切な骨格があります。
そして、長くて手強そうな英文の正体は、実は「短い骨格」に「オマケの情報(前置詞句)」がいくつも後からくっついているだけなのです。
英文を読むときは、まず主語と動詞だけを抜き出して「骨格のメッセージ」を理解し、その後に「どこで?」「いつ?」「誰のために?」という情報をトッピングしていく感覚を習慣にしてくださいね。
英文法の解説
第一文型について
英語の文の形には5つの種類がありますが、その中で一番シンプルで基本となるのが「第一文型」です。
文字通り、「主語(S) + 動詞(V)」のたった2つのパーツだけで、文が成り立つ形のことです。
(例:I run.「私は走る」 / Birds fly.「鳥は飛ぶ」)
第一文型の最大の特徴は、「目的語(〜を)」や「補語(〜だ)」というパーツを必要としないことです。
そのため、動詞の後ろに言葉が続く場合は、そのほとんどが「前置詞句(in the park, on Sunday など)」と呼ばれる、場所・時間・所属などを説明する「オマケ(修飾語:M)」になります。
【重要熟語】
work for 〜 = 「〜に勤めている」「〜で働いている(社員として)」
work(働く)という動詞の後に for(〜に向けて)がくっついた重要熟語です。
ただ単に「誰かのために働く」という意味だけではなく、「〜という会社(組織)に所属して働いている」という【勤務先】を表すときによく使われます。
(例:I work for a bank.「私は銀行に勤めています」)
英文の解説
それでは、今回の問題文を分解してみましょう。
My daughter works for the post office in Salt Lake City.
まずは、文の「オマケ情報」である前置詞句を見つけて( )でくくってしまいます。
前置詞(for, in など)を見つけたら、その後ろの名詞までをセットにします。
My daughter works (for the post office) (in Salt Lake City).
これで、文の「本当の骨格」が浮き彫りになりました。
文の骨格:
・My daughter(主語:私の娘は)
・works(動詞:働く)
→ 「私の娘は働いている(My daughter works)」
これがこの文で一番伝えたいメインメッセージ(第一文型)です。
骨格が取れたら、次に( )でくくったオマケの情報を順番に追加していきます。
@ for the post office → 「郵便局に(勤務先として)」
A in Salt Lake City → 「ソルトレイクシティという町で(場所)」
※ソルトレイクシティはアメリカにある有名な都市の名前です。
つまり、「どこに勤めているのか」と「その勤め先はどの町にあるのか」という2つのオマケ説明が、「働く」という動作に付け加えられている文構造なのです。
これらを自然な日本語に並べ替えると:
「私の娘は、ソルトレイクシティーの郵便局で働いている(勤めている)」
となります。
日本語訳
私の娘はソルトレイクシティーの郵便局で働いています。
第一文型と前置詞の実力テスト:10問ドリル
第一文型(S+V)の骨格を素早く見抜く力と、場所や手段を表す前置詞(in, for, at, byなど)の使い方をマスターするための10問ドリルです。
問題1: He lives ( ) Tokyo.
A) for B) in C) on D) to
問題2: My father works ( ) a big car company.
A) for B) to C) on D) in
問題3: We go to school ( ) bus every day.
A) in B) on C) by D) with
問題4: この文の主語(S)と動詞(V)の組み合わせとして正しいものは?
" The little bird is singing in the tree. "
A) S=The little bird, V=in the tree B) S=The little bird, V=is singing
C) S=bird, V=is D) S=The little, V=bird
問題5: She was looking ( ) her lost ring.
A) at B) in C) for D) to
問題6: I stayed ( ) the hotel in London.
A) on B) at C) to D) of
問題7: この文は第何文型でしょうか?
" Mary smiles happily. "
A) 第一文型 (S+V) B) 第二文型 (S+V+C)
C) 第三文型 (S+V+O) D) 第四文型 (S+V+O+O)
問題8: We walked ( ) the river slowly.(川に沿って歩いた)
A) in B) under C) along D) across
問題9: They arrived ( ) the station at seven.
A) in B) at C) on D) for
問題10: My mother is looking ( ) my little brother.(世話をしている)
A) at B) for C) after D) in
【解答と解説】
問題1: B) in
解説: 「彼は東京【に】住んでいる」。都市や国などの広い場所の「中に」いる場合は in を使います。
問題2: A) for
解説: 「私の父は大きな自動車会社【に勤めている】」。勤務先を表す重要熟語「work for 〜」です。
問題3: C) by
解説: 「私たちは毎日バス【で】学校に行きます」。交通手段(方法)を表す by です。
問題4: B) S=The little bird, V=is singing
解説: 「その小さな鳥(主語)は、鳴いている(動詞)」。in the tree は場所を表す前置詞句(オマケ)です。
問題5: C) for
解説: 「彼女は無くした指輪を【探していた】」。「look for 〜(〜を探す)」という超頻出熟語です。
問題6: B) at
解説: 「私はロンドンのそのホテル【に】滞在した」。ホテルや駅など、地図の「点」として意識する特定の場所には at を使います。
問題7: A) 第一文型 (S+V)
解説: メアリー(主語)、微笑む(動詞)。最後の happily は「幸せそうに」という副詞(オマケ)なので、骨格はS+Vの第一文型です。
問題8: C) along
解説: 「川【に沿って】」は along を使います。across は「横切って(渡って)」という意味になります。
問題9: B) at
解説: 「駅【に】到着した」。「arrive at 〜」で「(狭い場所・特定の場所)に到着する」という熟語です。
問題10: C) after
解説: 「私の母は弟の【世話をしている】」。「look after 〜(〜の面倒を見る、世話をする)」という熟語です。後ろから見守るイメージからこの意味になります。