イディオム/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題25
I will wear either the gray coat or the brown sweater with this pair of pants.
今回のポイント
この文では、超重要イディオム(熟語)である「either A or B(AかBのどちらか一方)」をしっかり見抜けるかどうかがポイントです。
さらに、文の後半にある「with 〜」というオマケの言葉(前置詞句)が、「誰と(何と一緒に)」という状況を表しているのかを正しく判断して、自然な日本語に組み立てる力が必要になります。
アドバイス
いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
中学生の皆さんが、少し長めの英文を読むための「魔法のステップ」を紹介します。
英文を読むときは、左から右へただ単語を追いかけるのではなく、次の順番で【文の解剖(分解)】をすると、驚くほどスッキリと理解できるようになります。
ステップ@:知っている「イディオム(決まり文句)」を見つけてマークする!
ステップA:文の主役(主語)と、メインのアクション(動詞)を見つける!
ステップB:残った「オマケの言葉(修飾語)」が、どこにぶら下がっているのか確認する!
この3つの手順を頭の中でサッとできるようになれば、長文読解のテストでも満点が狙えますよ!
英文法の解説
【重要イディオム(熟語)】
either A or B = AかBかのどちらか一方
これは英語のテストで必ず出題される、とても重要で便利なペア(セット)の表現です。
たとえば、「お昼ごはんは何がいい?」と聞かれて、「ラーメン【か】カレー【のどちらか】がいいな!」と答えるときに使います。
「両方(both)」ではなく、「どちらか片方」を選ぶというニュアンスが強い表現です。eitherとorは絶対に離れ離れにならず、セットで使われるということを覚えておいてください。
【名詞の少し特殊なルール:pants(ズボン)】
今回登場する「pants(ズボン・パンツ)」という単語について少し触れておきます。
ズボンは私たちが履くとき「1着、1本」と数えますが、英語の世界では「右足を入れる筒」と「左足を入れる筒」の【2つがセットになって1つのもの】と考える不思議なルールがあります。
そのため、1本のズボンであっても、必ず最後に「s」をつけて「pants」と複数形にします。
他にも、「メガネ(glasses:右目と左目のレンズ)」「ハサミ(scissors:2枚の刃)」なども同じ仲間です。
そして、これらを「1本、2本…」と数えたいときは、「a pair of pants(1本のズボン)」「two pairs of pants(2本のズボン)」のように「pair(ペア、一対)」という言葉を使って数えます。
英文の解説
それでは、魔法のステップを使って問題の文を分解してみましょう。
I will wear either the gray coat or the brown sweater with this pair of pants.
この文は一見すると単語がたくさんあって難しそうに見えますが、恐れることはありません。「either A or B(AかBかのどちらか)」のセットを知っていれば、とてもシンプルに見えてきます。
ステップ@:オマケの言葉(前置詞のカタマリ)に( )をつける。
I will wear either the gray coat or the brown sweater (with this pair of pants).
「with 〜」はここでは「〜と一緒に、〜に合わせて」という意味のオマケ情報です。
ステップA:イディオムにマークをつけて、AとBが何かを確認する。
I will wear 【either】(A:the gray coat)【or】(B:the brown sweater) (with this pair of pants).
ステップB:文の骨格(主語と動詞)を確認する。
・I(主語:私)
・will wear(動詞:着るつもりだ)
・either A or B(目的語:AとBのどちらかを)
ここまでで、「私は、グレーのコートか茶色のセーターの【どちらかを】着るつもりだ」というメインのメッセージが完成します。
最後に、( )でくくったオマケの修飾語「with this pair of pants(この1本のズボンと一緒に=このズボンに合わせて)」を一番相応しい場所にトッピングしてあげましょう。
よって、全体の意味は:
「私は【このズボンに合わせて】、灰色のコートか茶色のセーターの【どちらかを】着るつもりだ」
という、おしゃれで自然な日本語のできあがりです!
日本語訳
私はこのパンツ(ズボン)に、灰色のコートか、茶色のセーターのどちらかを着るつもりです。
either A or B の実力テスト:10問ドリル
選択を表す重要表現「either A or B」や、間違いやすい名詞(pantsやglassesなど)のルールをマスターするための10問ドリルです。最も適切なものを選択肢から選びましょう。
問題1: You can have ( ) coffee or tea.
A) both B) either C) neither D) only
問題2: We will go to Tokyo ( ) by train or by bus.
A) neither B) both C) either D) not only
問題3: She wants to buy either the red bag ( ) the blue one.
A) and B) nor C) but D) or
問題4: He speaks ( ) English or French fluently.
A) both B) either C) between D) any
問題5: ( ) you or your brother has to go there.
A) Both B) Either C) Neither D) Not only
問題6: I need a new ( ) of scissors.
A) pairs B) pair C) piece D) glass
問題7: Either my parents ( ) my sister will come to the party.
A) and B) or C) but D) nor
問題8: She is wearing a beautiful ( ) of glasses.
A) pair B) pairs C) piece D) glass
問題9: You must choose either A ( ) B.
A) nor B) or C) and D) but
問題10: They bought two ( ) of pants yesterday.
A) pair B) piece C) pairs D) clothes
【解答と解説】
問題1: B) either
解説: 後ろに「or」があるのが最大のヒントです。「コーヒー【か】お茶【のどちらか】を飲んでいいですよ」という意味になります。eitherとorは必ずセットです。
問題2: C) either
解説: こちらも後ろの「or」に注目します。「私たちは電車かバスの【どちらかで】東京に行きます」となります。
問題3: D) or
解説: 今度は「either」が前にあります。「赤のカバン【か】青のカバンのどちらか一方」なので、ペアになる接続詞はorです。
問題4: B) either
解説: 「彼は英語【か】フランス語の【どちらかを】流暢に話す」という意味です。後ろのorと呼応してeitherが入ります。
問題5: B) Either
解説: (応用:主語になるパターン)「あなたかあなたのお兄さんの【どちらかが】そこへ行かなければならない」という意味です。orがヒントになります。
問題6: B) pair
解説: scissors(ハサミ)は2つの刃で1つの道具になるため複数形扱いです。「1つのハサミ」は「a pair of scissors」と表します。
問題7: B) or
解説: 文頭に「Either」があるので、AとBをつなぐ言葉は絶対に「or」になります。「私の両親か妹のどちらかがパーティーに来るだろう」
問題8: A) pair
解説: glasses(メガネ)も2つのレンズで1つのセットです。「1つの美しいメガネ」は「a beautiful pair of glasses」と言います。
問題9: B) or
解説: もう完璧ですね!「either A ( or ) B」の形です。「AかBのどちらかを選ばなければならない」
問題10: C) pairs
解説: 「【2本の】ズボン」と数える問題です。「2」なので、pairの方にも複数形の「s」がついて「two pairs of pants」となります。