関係代名詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題236■■
He dose everything that his children want.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【関係代名詞】
関係代名詞を軽く説明します。
例えば「私が昨日買った本」という文に注目してみましょう。
どのような「本」なのでしょうか?
「彼が昨日買った」本でしょうか?「私が買った」本でしょうか?
「私が昨日買った」本なのですよね。
つまり、「私が昨日買った」は、どのような本なのかを説明しています。
このように、どのような名詞なのかを説明する言葉を「形容詞節」と言いました。
形容詞(句or節)などを見つければ<>をつけるのでした。
「<私が昨日買った>本は」
では、「<私が昨日買った>本は」を英語になおしてみましょう。
日本語では、どんなに長くても形容詞句or節は名詞の前にもってくるのでした。
(例)「<私が昨日書店で買った>本」
(例)「<昨日私のおじさんが空港で見た>女性」
しかし、英語では長いものは後に持ってくるのでした。
よって、「本<私が昨日買った>」のように
名詞の後から、どのような名詞なのかを説明するのでした。
よって、「The book<私が昨日買った>」になります。
では、「私が昨日買った」の部分をどのように英語になおすのでしょうか。
「私は昨日買った」を英語になおすと「I bought yesterday」です。
つまり「The book<I bought yesterday>」が答えだと思った人も多いと思います。
結論から言えば、正解といえば正解なのですが、少し間違えです。
<I bought yesterday>をそのまま入れると、どれが主語なのか、
どれが動詞なのかわかりにくくなります。
つまり、The bookが主語なのか、Iが主語なのかわかりません。
なので、形容詞節として<I bought yesterday>を入れましたよという
マークをつけてやるのです。
そのマークは「who,whose,whom,which,that」なのです。
今の場合は「which」を使います。
よって、The book<which I bought yesterday>となります。
ということは逆を言えば、「who,whose,whom,which,that」が文の中に出てく
る時、文の中に形容詞節がでてくる可能性が高いのです。
つまり、<who〜>、<whose〜>、<whom〜>、<which〜>、
<that〜>になる可能性が高いのです。
☆)関係代名詞は一定の条件の時、省略することもできます。
英文の解説
問題に戻ります。
He dose everything that his children want.
1.最も見つけやすいのが動詞です。まずは動詞を探します。
動詞の候補に「dose」と「want」がありますよね。
このうち、どちらが動詞なのでしょうか。
もし、「want」が動詞なら、動詞より左にある
「He dose everything that his children」は主語になりますよね。
これは、おかしいです。
つまり動詞は「dose」になります。
2.動詞より「←(左)」にあるのが主語、「→(右)」にあるのが
目的語、補語になります。
He〔←動詞:dose→〕everything that his children want.
つまり主語は「He」、
目的語は「everything that his children want」になります。
つまり「Heはeverything that his children wantをdoseする」と訳せばいい
わけです。
つまり「彼はeverything that his children wantをする」となります。
では、「everything that his children want」を
どのように訳せばいいのでしょうか。
これには<that〜>がありますよね。
つまり「everything<that his children want>」となります。
つまり「<that his children want>であるeverything」と訳します。
つまり「<彼の子供達が望む>何でも」と訳せばいいわけです。
あとは、わかりますよね。
日本語訳
彼は自分の子供達が望む事は何でもする。