熟語(too ・・・ to〜)/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題235■■
It is too windy for me to go again.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【too…to〜】
例えば、「He is too young to go there.」
という文を訳してみてください。
※)ただし、「too」は「あまりにも」という意味です。
「to〜」は以下のように訳せました。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」「〜して」
4.単なる前置詞
この文では「to〜」は「〜する為に」と訳せますよね。
(これ以外では変な訳になってしまいます。)
なので「彼は、そこに行くためには、あまりにも若い。」となります。
言いたいことはわかるのですが、少し意味がとりにくいですね。
そこで、「too A to 〜」の形がでてきたら、
公式のように「あまりにAで〜できない」と訳すのだと覚えておきましょう。
「He is too young to go there.」
=「彼は、そこに行くためには、あまりにも若い。」
=「彼はあまりにも若くてそこにいけない。」
【不定詞の名詞的用法】
人や物などの名前を「名詞」というのでした。
しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。
何でしたっけ?
そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、
「動詞」に「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。
さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。
「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。
よって、「走ること」は「run to」になる!と思いましたか?
違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。
よって、走ることは「to run」になります。
さて、話は変わります。
英語では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持っていって、
結論から先に言う言葉なのでした。
日本語と英語の文を比べてみると明らかにわかります。
(日本語のイメージ)「私のおじさんは、私が空港で見た女性と結婚した。」
(英語のイメージ)「私のおじさんは結婚した、女性と、
そして、その女性を私は見た、空港で。」
この文を見ると英語の文では、長いものや、ややこしいものはすべて後に
持っていって、先に結論から述べていることがわかりますよね。
例えば、「To teach English is difficult.」という文に注目してください。
この文の主語は、「To teach English」、
動詞は、「is」、
補語は、「difficult」です。
訳すと、「英語を教えることは難しい」になります。
この文では明らかに、「主語」の部分が長いですよね。
この文のように主語にある「to〜」が長い場合、
英語では、その「to〜」を後に持っていくのです。
「■ is difficult」「to teach English」
そして元々「to teach English」のあった部分(■の部分)に、
「It」を持ってくるのです。
つまり、「To teach English is difficult.」
=「It is difficult to teach English」になります。
<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」
英文の解説
問題に戻ります。
It is too windy for me to go again.
この文、一見すると「It is A to〜」が使われているのか、
「too A to〜」が使われているのか、どちらかわかりませんよね。
なので、実際、それぞれで訳してみることにします。
■「It is A for B to〜」とすると・・・
「It is A for B to〜」は「Bが、〜することはAだ」と訳すのでした。
〔It is〕too windy〔for〕me〔to〕go again.
つまり「meが、go againすることはtoo windyだ」と訳せばいいわけです。
つまり「私が再び行くことは、あまりにも風が強い」となります。
意味はわからなくもないですが・・・
もしこれが正しいなら、「私が再び行くこと=あまりにも風が強い」
となってしまいます。
これは、おかしいですよね。
■「too A for B to〜」とすると・・・
「too A for B to〜」は「あまりにもAで、Bは〜できない」と訳すのでした。
It is〔too〕windy〔for〕me〔to〕go again.
つまり「あまりにItはwindyなので、meにはgo againできない」となります。
ここで「windy=風が強い」という単語に注目してみてください。
これって天気を表す単語ですよね。
その時、Itは訳さないのでした。
つまり「あまりにwindyなので、meにはgo againできない」となります。
つまり「あまりに風が強いので、私には再び行くことができない」となります。
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もしスラスラ解けなかったら、しっかり復習しておいてくださいね。
日本語訳
あまりに風が強いので、私には再び行くことができない。