関係代名詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題22
I want to help people who are not happy.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
関係代名詞
関係代名詞を軽く説明します。「私が昨日買った本は面白い」を英作してみましょう。
英作の英文法の解説、英文の解説は、1.まずは主語、動詞、目的語、補語を見つけて、形容詞などには<>、前置詞句には( )をつけて、2.英語の語順になおして、それぞれを英語になおすのでした。
1.まずは主語、動詞、目的語、補語を見つけて、形容詞などには<>、前置詞句には( )をつける。
主語がどれかわかりにくいですね。「私が」が主語なのでしょうか?「昨日買った本は」が主語なのでしょうか?「私が昨日買った本」が主語なのでしょうか?
「何が」面白いのかを考えると主語がどれだかわかります。「私」でもなくて、「昨日買った本」でもなくて、「私が昨日買った本」が面白いのです。(ちなみに「昨日買った本」だと誰が買った本かわかりません。)よって、「主語=私が昨日買った本は」です。補語が「面白い」で、動詞は「be動詞」を使います。
さて、「私が昨日買った」は、どのような本なのかを説明しています。このように、どのような名詞なのかを説明する言葉を「形容詞節」と言いました。形容詞などを見つければ<>をつけるのでした。
「主語=<私が昨日買った>本は」です。補語が「面白い」で、動詞は「be動詞」
2.英語の語順になおして、それぞれを英語になおす
この文は、第二文型なので、「主語+動詞+補語」の順になおします。
↓
「<私が昨日買った>本」「be動詞」「面白い」
さて「<私が昨日買った>本」は、このままの語順で良いのでしょうか?
日本語の場合、形容詞節は必ず、名詞の前において、「名詞の前から」どのような名詞なのかを説明します。例えば、<私が去年空港で見た>男の人→「<私が去年空港で見た>」は、どのような「男の人」なのか説明している。
しかし英語は長いものを後に持っていきます。なので、英語の場合、「男の人<私が去年空港で見た>」のように、名詞の後から、どのような名詞なのかを説明します。
話を元に戻すと、「<私が昨日買った>本」「be動詞」「面白い」を更に英語の語順になおすと、「本<私が昨日買った>」「be動詞」「面白い」になります。それぞれを英語になおすと、「The
book<私が昨日買った>」「is」「interesting.」になります。
「私が昨日買った」の部分が英語になおせません。「私は昨日買った」を英語になおすと「I
bought yesterday」です。つまり、「The book<I bought yesterday>is interesting.」でいいのでしょうか?
結論から言えば、惜しいです。
<I bought yesterday>をそのまま入れると、どれが主語なのか、どれが動詞なのかわかりにくくなります。boughtが動詞なのか、isが動詞なのかわかりにくいですよね。
なので、形容詞節として<I bought yesterday>を入れましたよというマークをつけてやるのです。そのマークは「who,whose,whom,which,that」があります。今の場合は「which」を使います。なぜ「which」を使ったのかは後で説明しています。
よって、The
book<which I bought yesterday>is
interesting.
今から書くことが、当たり前のことなのですが最も重要です。ということは逆を言えば、「who,whose,whom,which,that」が文の中に出てくる時、文の中に形容詞節がでてくる可能性が高いのです。つまり、<who〜>、<whose〜>、<whom〜>、<which〜>、<that〜>になる可能性が高いのです。
英文の解説
問題に戻ります。
I want to help people who are not
happy.
文の中にwhoがあります。つまり、この文には関係代名詞がある可能性が高いのです。では、どこまでが関係代名詞なのでしょうか?考えるまでもなく、以下のようになるとわかると思います。
I
want to help people <who are not
happy>.
つまり、<>の部分がどのような人々なのか説明している言葉なのです。よって、この文の訳は「私は<>である人々を助けたい」となります。
日本語訳
私は幸せではない人々を助けたい。