助動詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題216■■
Today or tomorrow I should finish my technically difficult work.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【助動詞】
例えば「彼は野球をすることができる」を英語になおしてみましょう。
以下の手順に従えば、簡単に英作ができました。
1.主語、動詞、目的語、補語を見つけます。
2.英語の語順になおします。
3.それぞれを英語になおします。
1.主語、動詞、目的語、補語を見つけます。
主語は「彼は」、目的語は「野球を」です。
これはすぐにわかりますよね。
では「することができる」は何なのでしょうか?
彼は→主語
野球を→目的語
することができる→??
「することができる」は、動詞である「する」に
「ことができる」という言葉がくっついています。
この「ことができる」のように動詞にくっついて、
動詞に「能力」などの意味を加える言葉のことを「助動詞」といいます。
2.英語の語順になおします。
英語では「主語+動詞+目的語」の語順でした。
助動詞はどこに入れればいいのでしょうか?
常に動詞とセットに使います。
つまり「助動詞+動詞」のように、助動詞は常に動詞の前に持ってくるのです。
よって助動詞がある文では、助動詞を動詞の前に持ってきて、
「主語+助動詞+動詞+目的語」の語順とするのです。
つまり、「彼は」「できる」「する」「野球を」の語順になります。
3.それぞれを英語になおします。
「できる」に当る英単語は「can」です。
「彼は(=He)」「できる(=can)」「する(=play)」「野球を(=baseball)」
となります。
※)英語になおす時、2つのことに気をつけてください。
助動詞は主語が三人称単数であっても、「s」はつけないことと、
助動詞の後の動詞は常に「原形」になるということです。
英文の解説
問題に戻ります。
Today or tomorrow I should finish my technically difficult work.
1.まずは前置詞句、副詞に( )をつけました。
(Today or tomorrow)I should finish my(technically)difficult work.
(省略)I should finish my(省略)difficult work.
※)「〜ly」の形になっている単語は大抵、副詞です。
2.最も見つけやすいのが動詞です。次に動詞を探します。
動詞は「finish」しかありませんよね。
ちなみに、「should」は助動詞ですよね。
3.動詞より「←(左)」にあるのが主語、「→(右)」にあるのが目的語、
補語になります。
(省略)I〔←should finish→〕my(省略)difficult work.
つまり、主語は「I」、目的語は「my(省略)difficult work」になります。
つまり、「Iは、my(省略)difficult workを終えるべき」と訳せます。
つまり「私は難しい仕事を終えるべき」と訳せます。
あとは勝手に省略したものを加えれば答えになります。
日本語訳
今日か明日に私は技術的に難しい仕事を終えるべきだ。