不定詞/英文読解の練習問題

以下の英文を日本語になおしてください。

■■問題20
To be frank with you, I have no money.

今回のポイント

この英文のポイントは、「先頭にある to不定詞(to+動詞の原形)= 〜すること、〜するために」と機械的に訳してしまわないことです。
文の先頭に、カンマ( , )で区切られてポツンと置かれている to不定詞の中には、文全体に対する「話し手の気持ちや態度」を表す特別な決まり文句があります。
このような表現は、丸ごとひとつのセットとして覚え、日本語では「〇〇と言うと、」のように副詞的に訳すのがコツです。

アドバイス

いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。

中学生の皆さんが英文を読んでいて、文の1番最初に「To 〜」が出てくると、「あ!これは『〜することは』という主語か、『〜するために』という目的だ!」と思いがちです。
しかし、英文の冒頭に「To 〜 ,(カンマ)」と置かれている場合、それは文の主語や目的語ではない可能性が非常に高いです。

今回登場する表現は「独立不定詞」と呼ばれるものです。
名前は難しそうですが、要するに「文のオマケとしてくっついている決まり文句」のことです。日本語でも、話の最初に「実を言うとね、」「正直なところ、」と前置きをしてから話し始めることがありますよね。英語の独立不定詞も全く同じ役割を果たしています。

こういった決まり文句に出会ったときは、まずカンマの後ろにある「文の本体(一番言いたいこと)」を見つけましょう。
そして、文の本体を理解したあとに、前の決まり文句を「気持ちのトッピング」として添えてあげるような読み方を身につけると、長文読解がとてもきれいな日本語で読めるようになりますよ。

英文法の解説

不定詞、決まり文句

この問題の中にある表現は、理屈で考えるよりも「知っているか(覚えているか)どうか」で訳せるか訳せないかが大きく変わってしまいます。
英語のテストや長文問題で非常によく出てくる「絶対に覚えておくべき決まり文句」をいくつか紹介します。声に出して、意味と一緒に丸暗記してしまいましょう!

to be sure:確かに
to begin with:まず第一に、最初から
to tell the truth:実を言えば、本当のことを言うと
so to speak:いわば
as it were:いわば、言うなれば
strange to say:奇妙な話だが、不思議なことに
to do 〜 justice:〜を公平に評価すれば
to make matters worse:さらに悪いことには(弱り目に祟り目で)
not to speak of 〜:〜は言うまでもなく
to be frank with you:率直に(素直に)言って

それでは、今回の文の構造を確認してみましょう。
問題文は以下のようになっています。

To be frank with you, / I have no money.

英文を読むときは、カンマ( , )の前後でブロックを分けるとわかりやすくなります。
まず、カンマの後ろにある文の本体「I have no money」を見てみましょう。
・I(主語:S)
・have(動詞:V)
・no money(目的語:O)
→「私はお金を全く持っていない(一文無しだ)」という意味になります。ここが、この文で一番伝えたい事実です。

では、前半の「To be frank with you」は何でしょうか。
もしこれを無理やり直訳しようとすると、「あなたと一緒に(with you)、率直になる(be frank)ために(to)」などという不自然な日本語になってしまいます。

しかし、上で紹介した決まり文句のリストを見れば一目瞭然ですね。
これは文全体に対して、話し手が「ぶっちゃけて言うけどね」という態度を加えるための「挿入句(オマケの言葉)」なのです。
意味は「率直に言うと」「正直に言って」になります(frank=率直な、素直な、隠し立てしない)。

英文の全体の流れは次のようになります。
(前置き):率直に(素直に)言うとね…
(言いたいこと):実はお金がないんだ。

このタイプの不定詞(to+動詞の原形)は「独立不定詞」と呼ばれます。
文の中で主語(〜は)や目的語(〜を)、補語(〜だ)のような、文を構成する大切な役割(要素)にはなっていません。文から切り離されて「独立」しているのが最大の特徴です。
理屈よりも、「見た瞬間に意味がパッと出てくる」状態を目指して練習しましょう!

日本語訳

素直にいって、私はお金がない。

独立不定詞(決まり文句)の実力テスト:10問ドリル

長文の中で重要なサインとなる「独立不定詞(決まり文句)」の意味をスラスラ引き出せるようにするための10問ドリルです。最も適切なものを選択肢から選びましょう。

問題1: ( ), I was very surprised at the news.
A) To tell the truth B) To be sure C) So to speak D) As it were

問題2: ( ), I don't know anything about the plan.
A) To make matters worse B) To be frank with you C) To begin with D) Strange to say

問題3: It started to rain, and ( ), I lost my umbrella.
A) to be frank B) to make matters worse C) needless to say D) to begin with

問題4: He is, ( ), a walking dictionary.
A) so to speak B) to tell the truth C) to be sure D) not to say

問題5: ( ), she is very smart, but she doesn't study hard.
A) So to speak B) To do her justice C) To be sure D) To begin with

問題6: ( ), there was a big dog in my room.
A) Strange to say B) To be sure C) To make matters worse D) Needless to say

問題7: ( ), I don't have enough money to buy the car.
A) So to speak B) Strange to say C) To begin with D) To do him justice

問題8: She speaks English well, ( ) French.
A) to make matters worse B) strange to say C) not to speak of D) to begin with

問題9: ( ), he is a nice person, but I don't like his ideas.
A) Strange to say B) To be sure C) So to speak D) As it were

問題10: ( ), we need to discuss the new rules today.
A) To make matters worse B) To begin with C) Strange to say D) So to speak


【解答と解説】

問題1: A) To tell the truth
解説: 「実を言うと、私はその知らせにとても驚いた」という意味に合います。

問題2: B) To be frank with you
解説: 「率直に(素直に)言って、私はその計画について何も知らない」が文脈に合います。

問題3: B) to make matters worse
解説: 「雨が降り始めた。さらに悪いことには、私は傘をなくしてしまった」という不運が重なる場面で使います。

問題4: A) so to speak
解説: 「彼はいわば生き字引(歩く辞書)だ」。比喩(たとえ)表現とともに使われます。

問題5: C) To be sure
解説: 「確かに彼女はとても賢いが、一生懸命勉強しない」という、一度認める表現として使われます。

問題6: A) Strange to say
解説: 「奇妙な話(不思議なこと)だが、私の部屋に大きな犬がいた」という驚きや不思議さを伝える表現です。

問題7: C) To begin with
解説: 「第一に(まず最初に)、私にはあの車を買う十分なお金がない」。理由などを挙げ始める時のフレーズです。

問題8: C) not to speak of
解説: 「彼女はフランス語は言うまでもなく、英語もうまく話す」という意味です。(not to mentionも同じ意味です)

問題9: B) To be sure
解説: 「確かに彼は良い人だが、彼の考えは好きではない」。「確かに〜だが(but)」の組み合わせでよく使われます。

問題10: B) To begin with
解説: 「第一に、私たちは今日新しいルールについて話し合う必要がある」。会議などの冒頭で意見を切り出す表現です。

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