第四文型/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題193■■
She wanted to sell him a vacuum cleaner.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【第四文型】
第四文型とは「主語+動詞+目的語1+目的語2」の形になっている文のことです。
第四文型のことがよくわからない方は、まずは以下のサイトで学習してください。
https://getyouenglish.com/
さて、日本語では、第四文型の場合、2つある目的語を入れ替えて、
「主語+目的語1+目的語2+動詞」としても、
「主語+目的語2+目的語1+動詞」としても大丈夫でした。
例えば、日本語では、「私は彼に本をあげる」でも
「私は本を彼にあげる」でも大丈夫ですよね。
しかし、英語ではそうはいきません。
目的語を入れ替える時は、
「主語+動詞+目的語1+目的語2」⇔
「主語+動詞+目的語2+前置詞+目的語1」
というように、「前置詞」が必要になります。
例えば、giveの場合、「give+目的語1+目的語2」⇔
「give+目的語2+to+目的語1」
=「主語は目的語1に目的語2をあげる」になります。
例えば、sendの場合、「send+目的語1+目的語2」⇔
「send+目的語2+to+目的語1」
=「私は(人)に(物)を送る」になります。
第四文型は、第四文型をとる動詞さえしっかり覚えておけば
出来るようになりますので、しっかり覚えておいてくださいね。
【不定詞の名詞的用法(基本)】
人や物などの名前を「名詞」というのでした。
しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。
何でしたっけ?
そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、「動詞」に
「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。
さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。
「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。
よって、「走ること」は「run
to」になる!と思いましたか?
違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。
よって、走ることは「to
run」になります。
<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」
英文の解説
問題に戻ります。
She wanted to sell him a vacuum
cleaner.
この問題は以下の2つのことを覚えていれば、簡単に解けたかと思います。
1.want
to〜=〜したい
2.sell+A+B=AにBを売る
She〔wanted to〕sell〔A:him〕〔B:a vacuum
cleaner〕.
これを見ればもう訳せますよね。
「She〔wanted
to〕〜」で「彼女は〜したかった」となります。
「sell〔A:him〕〔B:a vacuum
cleaner〕」で、
「〔A:him〕に〔B:a vacuum
cleaner〕を売る」となります。
つまり「彼に掃除機を売る」となります。
よって、答えは、「彼女は彼に掃除機を売りたかった」となります。
日本語訳
彼女は、彼に掃除機を売りたかった。