受動態/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題192■■
The door was locked,so I couldn't get into the
room.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【接続詞】
例えば、「私はテレビを見て、そして彼は野球をした。」
という文を英語になおしてみてください。
まずは、主語、動詞、目的語、補語を見つけるのでした。
どれが主語で、どれが動詞なのかわかりますか?
答えは以下のようになります。
私は→主語
テレビを→目的語
見た→動詞
そして→??
彼は→主語
野球を→目的語
した→動詞
つまり、この文は、「私はテレビを見た」という文と、
「彼は野球をした」という2つの文がくっついてできている文なのです。
このように2文をくっつける働きを持っている「そして」のことを
接続詞というのです。
接続詞は、文と文、語と語などをくっつける働きがあるのです。
以上のことを頭に入れて、この文を英語になおしてみましょう。
まずは、「私はテレビを見た」の部分を英語になおします。
英語になおすには、英語の語順になおして、
それぞれを英語になおせばいいのでした。
「私は」+「見た」+「テレビを」
「I」+「watched」+「TV.」
よって、「私はテレビを見た」の部分は、「I
watched
TV.」になります。
次に「彼は野球をした」の部分を英語になおします。
英語になおすには、英語の語順になおして、
それぞれを英語になおせばいいのでした。
「彼は」+「した」+「野球を」
「He」+「played」+「baseball.」
よって、「彼は野球をした」の部分は、「He
played baseball.」になります。
「そして」は「and」です。
以上をまとめると、「I watched TV,and he
played
baseball.」となります。
※英文法の解説、英文の解説
通常は、1文に主語、動詞は必ず1つです。
もし、主語、動詞が2つ以上あれば、大抵、文の中に接続詞があります。
【受動態】
受動態は、図を入れないと正直説明が難しいです。
以下を読むよりは、以下のアドレスで学習した方がわかりやすいです。
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例えば、「私は彼が好きです」という文に注目してください。
この文は、「私が」彼が好きだということを意味しています。
では、「彼は」私にどう思われているのでしょうか?
「彼は私によって好かれている」のですよね。
つまり、「私は彼が好きです」⇔「彼は私によって好かれている」
のように書き換えることができます。
さて、(A)「私は彼が好きです」を(B)「彼は私によって好かれている」
に書き換える手順をもう少し詳しくみてみましょう。
(A)「私は(=主語)、彼が(=目的語)、好きです(=動詞)」
⇔(B)「彼は(=主語)私によって(=目的語)好かれている(=動詞)」
日本語では、
(1)(A)の文では目的語であった「彼が」を、(B)の文のように「主語」
に持ってくると、
(2)(A)では「好きです」であった動詞が、(B)では「好かれている」
というように「〜されている」というように変わって、
(3)(A)で主語であった「私は」が(B)の文のように「私によって」
という風に「〜によって」という言葉がくっつきます。
では英語の場合ではどうなのでしょうか。
つまり、「I like
him.(=私は彼を好きです)」を、
「彼は私によって好かれている」に変える場合はどうすればいいのでしょうか。
(1)まずは、「彼は」を主語の位置に持ってくる。
→主語の位置に持ってくると、「彼は」になるので、himではありませんよね。
→主格の「He」を使います。
(2)日本語では、動詞を「〜されている」という形に変えたように、動詞の
「like」の形を変えてやる必要があります。
→どのように変えるのかというと、「be動詞+過去分詞」にするのでした。
(3)日本語では、(A)では主語であった言葉に「〜によって」をつけたように、
英語では「by(=〜によって)」をつけます。その時に注意して欲しいのが、
「I(=私は)→by
me」のように、主格を目的格に変える必要があります。
(1)〜(3)をまとめてみましょう。
「He→1の手順」「is
liked(=be動詞+過去分詞)→2の手順」
「by
me.(→3の手順)」
ここで注意して欲しいのは(3)の手順において、大抵は「by」をつければ
いいのですが、例外があるのでした。
例えば、「with」が使われる場合の「be
covered with〜」
=「〜に(よって)覆われている」などがあります。
英文の解説
問題に戻ります。
The door was locked,so I couldn't get into the
room.
この文は、2つの文から出来ていますよね。
その2つの文を「so」がくっつけているわけです。
〔The door
was locked〕,so〔I couldn't get into the room〕.
まずは前半の〔The door was
locked〕に注目します。
この文は「be動詞の過去形+過去分詞」の形になっていますよね。
つまり、「〜された」と訳せばいいのです。
〔The
door was locked=そのドアは鍵がかけられていた〕
次に後半の〔I couldn't get into the
room〕に注目します。
「into」は「外から中へ」という意味の前置詞です。
つまり「get into」を知らなくても、「into the
room」で「部屋の外から中へ」
という風な意味だとわかります。
つまり、この文は〔I couldn't get into the
room=私はその部屋に入ることが
できなかった〕と訳すことができます。
ちなみに、「get
into〜=〜の中へ入る」です。
知らなかったら覚えておいてくださいね。
後はこの2文を「so」でくっつければいいのです。
〔The
door was locked〕,so〔I couldn't get into the
room〕.
〔そのドアは鍵がかけられていた〕,だから〔私はその部屋に入ることが
できなかった〕.
日本語訳
ドアは鍵が掛かっていたので、私はその部屋に入ることができなかった。