不定詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題186■■
To skate was his only desire.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【不定詞の名詞的用法(基本)】
人や物などの名前を「名詞」というのでした。
しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。
何でしたっけ?
そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、「動詞」に
「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。
さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。
「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。
よって、「走ること」は「run
to」になる!と思いましたか?
違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。
よって、走ることは「to
run」になります。
<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」
【英文を訳すコツ】
基本的な英文の訳し方を解説します。
何度も解説していますので、もうわかっている人は飛ばしてください。
1.前置詞句や副詞(=〜ly)を見つければ( )をつけるのでした。
→前置詞句や副詞は訳さなくても文のあらすじはつかめます。
なので、前置詞句や副詞を見つければ( )をつけて、訳せなければ無視します。
2.最も見つけやすいのが動詞です。まずは、動詞を探してください。
→主語、目的語、補語は、長くなって、どこからどこまでが主語、目的語、
補語なのかわからなくなってしまう場合が多いのです。
一方、動詞は、大抵1語なので、すぐに見つけることができます。
なので、まずは動詞を見つけてください。
3.大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります。
→どのような英文も、原則的に下の5つのタイプに分類できます。
第一文型→主語+動詞
第二文型→主語+動詞+補語
第三文型→主語+動詞+目的語
第四文型→主語+動詞+目的語+目的語
第五文型→主語+動詞+目的語+補語
つまり、どのような英文でも原則的には、上の5つのタイプいずれかの形になって
いるのです。
つまり、英文では、動詞より←(左)にあるのが主語に、
動詞より→(右)にあるのが目的語や補語などになっているのです。
4.基本通り訳します。
第一文型→主語+動詞=主語は〜する
第二文型→主語+動詞+補語=主語は補語です
第三文型→主語+動詞+目的語=主語は目的語を〜する
第四文型→主語+動詞+目的語+目的語=主語は目的語を目的語に〜する
第五文型→主語+動詞+目的語+補語=主語は目的語=補語に〜する
英文の解説
問題に戻ります。
To skate was his only
desire.
英文を訳すコツの手順通りで訳してみたいと思います。
1.まずは前置詞句、副詞に( )をつけました。
今回はありませんよね。
2.最も見つけやすいのが動詞です。次に動詞を探します。
動詞の候補として「skate」と「was」の2つありますよね。
では、どちらが動詞なのでしょうか。
もし「skate」が動詞なら・・・
動詞より左にある「To」が主語になってしまいます。
※)なぜなら、英文は基本的には「主語+動詞・・・」の順なので。
これはおかしいですよね。
つまり、「was」が動詞になります。
3.動詞より「←(左)」にあるのが主語、「→(右)」にあるのが
目的語、補語になります。
To
skate[←動詞:was→]his only desire.
つまり「To skate」が主語、「his only
desire」が補語ということになります。
※)この文には「be動詞」があるので、第二文型です。なので補語な訳ですが、
もし、何故補語なのかわからない場合は、上記で紹介しているサイトで
基本を学習してくださいね。
つまりこの文は第二文型です。
つまり「主語は補語です」と訳します。
つまり「To
skateはhis only
desireだった」と訳します。
「to〜」は「〜すること」と訳しました。
つまり「スケートをすることは彼の唯一の望みだった」となります。
日本語訳
スケートをすることが彼の唯一の望みだった。