分詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題16
The child raising his right hand is John.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
少しややこしい文の訳し方、分詞
1.最も見つけやすいのが動詞です。まずは、動詞を探してください。
この問題では、動詞候補はraisingとisの2つあります。さてどちらが動詞なのでしょうか。
もし、raisingが動詞なら「be動詞+動詞のing形」になっていなければなりません。よって、raisingは動詞ではありません。動詞は「is」になります。
3.大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります。
「The child raising his right hand(←is;動詞→) John.」
つまり、「動詞より←(左)」にある「The child」が主語で、「動詞より→(右)」にある「John」が補語になります。
4.基本通り訳します。
この問題は、「主語=補語」の第二文型なので、「主語は補語です」と訳します。つまり、この文では、「The
child raising his right handはJohnです」という訳になります。
さて、ここで「The child raising his right hand」の訳が問題となります。この訳を考える前に形容詞句の復習をしましょう。
<参考;形容詞句>
「サングラスをかけている少年」は、どのような少年なのでしょうか?
メガネをかけた少年でもなくて、コンタクトをした少年でもなくて、「サングラスをかけた」少年なのです。つまり、「サングラスをかけた」は、どのような少年なのかを説明している語句です。このように、どのような名詞なのかを説明する語句を「形容詞(句)」といいます。分詞は形容詞句の一種なのです。
ところで、日本語では、どのような形容詞句でも、「<サングラスをかけた>少年」のように、名詞の前にもっていきます。名詞の前からどのような名詞なのかを説明するのです。しかし、英語では、形容詞句は名詞の後に持っていくのです。名詞の後からどのような名詞なのかを説明するのです。「少年<サングラスをかけた>」のようなイメージです。
さて、問題に戻りますが、「動詞のing形」は、be動詞と一緒に使われれば、「be動詞+動詞のing形」で進行形になりますが、「動詞のing形」の時は分詞になりました。よって、「raising his right」は、どのような「The child」なのかを説明している分詞なのです。
The child <raising his
right>
よって、「<右手をあげている>子供」という訳になります。
※)ちなみに、余談ですが・・・
raise=〜をあげる(「〜を」というように目的語をとる)
rise=あがる(目的語をとらない)
(もし、よくわからない時は「Get you !! English !!」を読んでください。
Yahooなどで「Get you English」と検索すればでてきます。)
日本語訳
右手をあげている子供はジョンです。