関係代名詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題159■■
Consumers sometimes think that they want sometihing
that they
do not need because of advertisements.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【that】
「私は、彼が無実だと知っている」を英語になおしてください。
1.まずは主語、動詞、目的語、補語を見つけるのでした。
主語は「私は」ですね。
これは、「誰が」知っているのかを考えるとわかります。
では、私は、「何を」知っているのでしょうか?
「無実だと」知っているのでしょうか?
「彼が無実だと」知っているのでしょうか?
もちろん、私は、「彼が無実だと」知っているのですね。
よって、目的語は、「彼が無実だと」です。
よって、残った「知っている」が動詞です。
よって、この文は以下のようになります。
「主語+目的語+動詞」
=「私は+彼が無実だと+知っている」
2.次に英語の語順になおして、それぞれを英語になおすのでした。
英語の語順になおすと「主語+動詞+目的語」です。
よって「私は+知っている+彼が無実だと」の語順になります。
それぞれを英語になおすと以下のようになります。
私は→I
知っている→know
彼が無実だと→??
では、「彼が無実だと」の部分をどうやって、
英語になおせばいいのでしょうか?
「彼は無実だ」を英語になおすと「He
is innocent.」です。
私は→I
知っている→know
彼が無実だと→he is inncent.
よって、答えは、「I know he is
innocent.」なのでしょうか?
間違えではありませんが、ここで少し覚えておいて欲しいことがあります。
それは「he
is
inncent」の前に、「that」を入れる必要があるということです。
※)thatは省略されることもあります。
なぜ、「that」を入れる必要があるのでしょうか?
もし、「that」をなくして「I
know he is
innocent.」という文にしてしまうと、
主語が「I」なのか、「he」なのか、動詞も「know」なのか、「is」なのか、
すぐには、わからないですよね。
そこで、「he
is inncent.」の部分は、まとめて「目的語」なんだよ
というマークである「that」を入れてやるのです。
よって、答えは、「I
know that he is
innocent.」になります。
少し、説明が難しいですよね。
そこで、下を覚えてしまってください。
そうすると、楽に問題を解けます。
I
know【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】ということを知っている。
I think【that
主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】だと思う。
※)【】の部分が目的語となっています。
【関係代名詞】
関係代名詞を軽く説明します。
例えば「私が昨日買った本」という文に注目してみましょう。
どのような「本」なのでしょうか?
「彼が昨日買った」本でしょうか?「私が買った」本でしょうか?
「私が昨日買った」本なのですよね。
つまり、「私が昨日買った」は、どのような本なのかを説明しています。
このように、どのような名詞なのかを説明する言葉を「形容詞節」と言いました。
形容詞(句or節)などを見つければ<>をつけるのでした。
「<私が昨日買った>本は」
では、「<私が昨日買った>本は」を英語になおしてみましょう。
日本語では、どんなに長くても形容詞句or節は名詞の前にもってくるのでした。
(例)「<私が昨日書店で買った>本」
(例)「<昨日私のおじさんが空港で見た>女性」
しかし、英語では長いものは後に持ってくるのでした。
よって、「本<私が昨日買った>」のように
名詞の後から、どのような名詞なのかを説明するのでした。
よって、「The
book<私が昨日買った>」になります。
では、「私が昨日買った」の部分をどのように英語になおすのでしょうか。
「私は昨日買った」を英語になおすと「I
bought yesterday」です。
つまり「The book<I bought
yesterday>」が答えだと思った人も多いと思います。
結論から言えば、正解といえば正解なのですが、少し間違えです。
<I
bought yesterday>をそのまま入れると、どれが主語なのか、
どれが動詞なのかわかりにくくなります。
つまり、The
bookが主語なのか、Iが主語なのかわかりません。
なので、形容詞節として<I bought
yesterday>を入れましたよという
マークをつけてやるのです。
そのマークは「who,whose,whom,which,that」なのです。
今の場合は「which」を使います。
よって、The
book<which I bought
yesterday>となります。
ということは逆を言えば、「who,whose,whom,which,that」が文の中に出てく
る時、文の中に形容詞節がでてくる可能性が高いのです。
つまり、<who〜>、<whose〜>、<whom〜>、<which〜>、
<that〜>になる可能性が高いのです。
☆)関係代名詞は一定の条件の時、省略することもできます。
【because
of】
because of〜=〜の為
英文の解説
問題に戻ります。
Consumers
sometimes think that they want sometihing
that they do not need because of
advertisements.
sometimesは副詞なので、( )をつけて無視します。
Consumers(無視)think
that
they want sometihing that they do not need because of
advertisements.
この文は「S think
that【 】=Sは【 】だと思う」の形になっていませんか。
Consumers(無視)think that
【they want
sometihing that they do not need because of
advertisements.】
つまり、この問題文は「Consumersは【they want sometihing
that
they do not need because of
advertisements.】だと思う」となりますよね。
ここまでは大丈夫ですね。
これに「sometimes=ときどき」の意味を入れてみます。
すると「Consumersは【they
want sometihing
that they do not need because of
advertisements.】だと思うこともある」と
なります。
★)もし「sometimes」「seldom」「always」などの意味がわからない場合は
以下で基本をしっかり固めてくださいね。
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では、【they
want sometihing
that they do not need because of
advertisements.】をどのように訳せば
いいのでしょうか。
まずは、「because
of〜=〜の為」ですので、見やすいように、
( )をつけて、とりあえず無視しておきます。
they want sometihing that
they do not need(because of advertisements).
they want sometihing that they
do not need(無視).
では、「they want sometihing that they do not
need」をどのように訳せば
いいのでしょうか。
この文には「that」があります。
「that」は<that〜>になる可能性が高いのでした。
つまり、以下のようになるのです。
they
want sometihing<that they do not need>
つまり、「sometihing<that they do not
need>」で、
「<that they do not
need>であるsomething」、
つまり「<彼らが必要ではない>何か」となります。
つまり「彼らは<彼らが必要ではない>何かを欲しがる」となります。
ここで、勝手に省略したbecause
of
advertisements=advertisementsの為」
つまり「広告の為に」を加えてみると、「彼らは広告の為に<彼らが必要
ではない>何かを欲しがる」となります。
つまり、「彼らは広告のせいで、必要もないものを欲しがる」となります。
★)ややこしいですよね。
ややこしく感じ始めた人は、もう一度、上から読み直してくださいね。
まとめます。
1.Consumers(sometimes)think
that
【they want sometihing that they do not need because of
advertisements.】
Consumersは【they want sometihing
that they do not need
because of advertisements.】だと思うこともある
2.they want sometihing that they
do not need because of
advertisements
「彼らは広告のせいで、必要もないものを欲しがる」
つまり、「Consumersは、【彼らは<彼らが必要ではない>何かを欲しがる】
だと思うこともある」となります。
ところで、「Consumers」はどのように訳せばいいのでしょうか。
知らない英単語も読んでみると、意味がわかる場合がありました。
「Consumer」は「カスタマー」と読むことができます。
「カスタマーセンター」と言う言葉を聞いたことがありますよね。
つまり、「Consumers」は「消費者」と訳すのです。
つまり「消費者は、【彼らは<彼らが必要ではない>何かを欲しがる】
だと思うこともある」となります。
ここで、「彼ら」って誰のことだと思いますか?
もちろん消費者のことですよね。
後は大丈夫ですね。
英文法の基本をしっかりと押さえて、英単語を覚えていれば、少々難しい英文に
なっても、読めるようになります。
もし基礎ができていない方がいれば以下で基礎を固めることをお勧めします。
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日本語訳
消費者は広告のせいで必要もないものを欲しがることがある。