現在分詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題146■■
The child raising his right hand is John.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【分詞】
「ソファで眠っている赤ん坊」は、どのような赤ん坊なのでしょうか?
ベットで眠っている赤ん坊でもなくて、部屋で眠っている赤ん坊でもなくて、
「ソファで眠っている赤ん坊」少年なのです。
つまり、「ソファで眠っている」は、
どのような赤ん坊なのかを説明している語句です。
このように、どのような名詞なのかを説明する語句を
「形容詞(句)」といいます。分詞は形容詞句の一種なのです。
形容詞句や分詞を見つけたら、必ず<>をつけてください。
<ソファで眠っている>赤ん坊
ところで、日本語では、どんなに長い形容詞句でもの名詞の前にもっていきます。
<例>
<サングラスをかけた>少年
<ソファで眠っている>赤ん坊
しかし、英語では、長い形容詞句は名詞の後にもってきて、
「赤ん坊<ソファで眠っている>」という語順にするのでした。
では、「赤ん坊<ソファで眠っている>」
をどのように英語になおせばいいのでしょうか?
赤ん坊は「a
baby」です。
では、「ソファで眠っている」の部分をどのように訳せばいいのでしょうか?
まずは、「ソファで眠っている」に「私は」を加えてください。
「私はソファで眠っている」なら英語になおせますよね。
「I
am sleeping on the
sofa.」です。
ここから、勝手に付け加えた「私は」と「be動詞」を取り除いてください。
「(I)(am)sleeping on
the sofa.」
よって、「ソファで眠っている」は、「sleeping on the
sofa.」
であるとわかります。
よって、「赤ん坊<ソファで眠っている>」は、
「a baby<sleeping on
the
sofa>」になります。
(((まとめ)))
動詞のing形を見たら、下の3つの訳のどれかになります!
1.「be動詞+動詞のing形」は現在進行形で「〜しているところ」と訳します。
(例:I
am playing
baseball.)(私は野球をしているところです。)
2.「動詞のing形+名詞」または「名詞+動詞のing形」で
「〜している(名詞)」となり、どのような名詞なのかを説明するのです。
(例:The
boy<playing the guitar>is
John.)
(ギターを弾いている少年はジョンです。)
3.「動詞のing形」だけだと「〜すること」と訳します。
(例:I like
playing tennis.)(=私はテニスをすることが好きです。)
英文の解説
問題に戻ります。
The
child raising his right hand is
John.
1.最も見つけやすいのが動詞です。まずは動詞を探します。
動詞の候補として「raising」「is」の2つがあります。
では、どちらが動詞なのでしょうか。
「raising」は「動詞のing形」の形になっていますよね。
動詞のing形を見たら、下の3つのどれかになるのでした。
(1)「be動詞+動詞のing形」→現在進行形で「〜しているところ」
(2)「動詞のing形+名詞」または「名詞+動詞のing形」→
「〜している(名詞)」(どのような名詞なのかを説明する)
(3)「動詞のing形」→「〜すること」
もし「raising」が(1)の意味で使用されているなら「raising」の前に
be動詞が必要です。しかし「raising」の前にはbe動詞はありません。
よって「raising」は(1)の意味では使用されていません。
また「raising」が(3)の意味で訳すと文の意味が通じなくなってしまいます。
よって「raising」は(3)の意味では使用されていません。
つまり、「raising」は(2)の意味で訳すのだということがわかります。
つまり、「The
child<raising〜>」となって「<raising〜>である子供」と
訳すのです。
★)この説明がわからない場合は「英文法の英文法の解説、英文の解説」を読んでくださいね。
つまり、この「raising」は現在分詞であって、動詞ではないのです。
つまり、残った「is」が動詞になるのです。
2.動詞より「←(左)」にあるのが主語、「→(右)」にあるのが
目的語、補語になります。
The
child raising his right hand〔←動詞:is→〕John.
つまり、主語は「The child raising his
right
hand」、
補語は「John」になります。
3.基本通り訳します。
「主語+be動詞+補語=主語は補語です」
よって「The
child raising his right handはJohnです」と訳すことができます。
では、主語の「The child raising
his right hand」はどのように
訳せばいいのでしょうか。
「The child<raising his right
hand>」となって、
「<raising his right hand>であるThe
child」と訳すことができます。
つまり、「<右手をあげている>子供」となります。
後は大丈夫ですよね。
日本語訳
右手をあげている子供はジョンです。