不定詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題129■■
It is dangerous to climb up such a tall
tree.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【不定詞の名詞的用法(応用)】
人や物などの名前を「名詞」というのでした。
しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。
何でしたっけ?
そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、
「動詞」に「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。
さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。
「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。
よって、「走ること」は「run
to」になる!と思いましたか?
違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。
よって、走ることは「to
run」になります。
さて、話は変わります。
英語では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持っていって、
結論から先に言う言葉なのでした。
日本語と英語の文を比べてみると明らかにわかります。
(日本語のイメージ)「私のおじさんは、私が空港で見た女性と結婚した。」
(英語のイメージ)「私のおじさんは結婚した、女性と、
そして、その女性を私は見た、空港で。」
この文を見ると英語の文では、長いものや、ややこしいものはすべて後に
持っていって、先に結論から述べていることがわかりますよね。
例えば、「To
teach English is difficult.」という文に注目してください。
この文の主語は、「To teach
English」、
動詞は、「is」、
補語は、「difficult」です。
訳すと、「英語を教えることは難しい」になります。
この文では明らかに、「主語」の部分が長いですよね。
この文のように主語にある「to〜」が長い場合、
英語では、その「to〜」を後に持っていくのです。
「■
is difficult」「to teach English」
そして元々「to teach
English」のあった部分(■の部分)に、
「It」を持ってくるのです。
つまり、「To teach English is
difficult.」
=「It is difficult to teach
English」になります。
<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」
英文の解説
問題に戻ります。
It is dangerous to climb up such a tall tree.
この文は「It
is ・・・to〜」の形になっています。
It is 〔dangerous〕 to 〔climb up such a tall
tree〕.
「It is
・・・to〜」の形は公式のように「〜することは・・・」と
訳せばいいのでした。
※)なぜこうように訳すことができるのかは理解しておいた方がいいです。
「英文法の解説」のところで詳しく説明しています。
この文にも、この公式を当てはめてみます。
「〔climb
up such a tall tree〕することは〔dangerous〕」
「such a tall
tree」は「このような高い木」と訳します。
「climb up」で「登る」です。
もし「climb
up」を知らなくも、upは「(下から)上に」という意味の前置詞
なので、「up such a tall
tree」で「このような高い木を(下から)上に」
となり、「このような高い木に登るんだな」と想像できます。
つまり、「このような高い木に登ることは危険です」となります。
日本語訳
このような高い木に登ることは危険です。