助動詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題124■■
He should obey traffic rules.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【助動詞】
例えば「彼は野球をすることができる」を英語になおしてみましょう。
以下の手順に従えば、簡単に英作ができました。
1.主語、動詞、目的語、補語を見つける
2.英語の語順になおす
3.それぞれを英語になおす
1.主語は「彼は」、目的語は「野球を」です。
残った「することができる」は何なのでしょうか?
「することができる」は、動詞である「する」に
「できる」という味付けがされています。
この「できる」のように動詞を味付けする言葉のことを「助動詞」といいます。
例えば、「彼は来るはずだ」についてを考えてみましょう。
「来る」は動詞です。「はずだ」は「来る」を味付けしています。
よって、「はずだ」は助動詞です。
2.英語の語順になおします。
「主語+動詞+目的語」の語順でした。
助動詞はどこに入れればいいのでしょうか?
結論を言うと、助動詞は動詞を味付けする言葉なので、
常に動詞とセットに使うのです。
つまり「助動詞+動詞」のように、助動詞は常に動詞の前に持ってきます。
よって、この問題では「主語+助動詞+動詞+目的語」となります。
つまり、「彼は」「できる」「する」「野球を」の語順になります。
3.それぞれを英語になおします。
「できる」に当る英単語は「can」です。
「彼は(=He)」「できる(=can)」「する(=play)」「野球を(=baseball)」
となります。
※)英語になおす時、2つのことに気をつけてください。
助動詞は主語が三人称単数であっても、「s」はつけないことと、
助動詞の後の動詞は常に「原形」になるということです。
英文の解説
問題に戻ります。
He should obey traffic
rules.
少し英単語が難しかったかもしれません。
しかし、英文を訳すコツを知って入れば、なんとなく意味がつかめます。
では、実際に訳していきましょう。
1.最も見つけやすいのが動詞です。まずは動詞を見つけます。
この文には「should=〜すべきだ」という助動詞があります。
文では原則「助動詞+動詞」となります。
つまり動詞は「obey」ですよね。
2.動詞より「←(左)」にあるのが主語、「→(右)」にあるのが
目的語、補語になります。
He〔←助動詞+動詞:should
obey→〕traffic rules.
つまり、主語は「He」、目的語は「traffic
rules」になります。
3.基本通り訳します。
「主語+動詞+目的語=主語は目的語を〜する」と訳しました。
つまり、「彼はtraffic
rulesをobeyすべきだ」と訳すことができます。
「rule」を読んでみてください。
「ルール」と読むことができますよね。
つまり、「rules」は「規則」と訳すことができます。
よって、「彼はtraffic規則をobeyすべきだ」と訳すことができます。
ここまで出来れば、「obey」の意味はわかるのではないでしょうか。
「彼は規則に従うべき」「彼は規則を遵守する」などと想像できますよね。
日本語訳
彼は交通規則に従うべきだ。