命令文/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題120■■
Tell me what you think.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【命令文〜私とあなたしかいない場合】
例えば、私は、あなたに宿題をしてもらいたいとします。
私は、あなたに何て言えばいいのですか?
「宿題をしなさい。」って感じで言えばいいのですね。
このように、人に、何かを命令する文のことを命令文と言います。
<イメージ図>
命令
私 ―――→ あなた
「私とあなたしかいない場合」の命令文について詳しく注目してみます。
日本語の場合、普通の文と命令文は何が違いますか?
あなたは宿題をする(普通の文)
VS 宿題をしなさい(命令文)
1.普通の文には主語である「あなたは」がありますが、
命令文にはありませんよね。これが一つ目の違いです。
なぜ、主語がないのでしょうか?
なぜなら、私とあなたしかいない場合では、私は誰に命令するのか明白なので、
主語はいらないのですね。
2.次に違うのは、動詞の形が少し違います。
普通の文では、動詞は「する」になっていますが、
命令文では、動詞は「しなさい」になっています。
つまり日本語では、普通の文を命令文にする場合、
1.主語をとって、
2.動詞の形を変えればいいのです。
本題に入ります。
「You
play
baseball.」
この文を訳すと、「あなたは野球をする」という意味になります。
これを「野球をしなさい」というように、命令文にしてみましょう。
日本語の場合、普通の文を命令文にする場合、
1.主語をとって、
2.動詞の形を変えればいいのでした。
英語の場合もほぼ同じなのです。
普通の文を命令文になおす場合、
1.主語をとって、
2.必要であれば動詞の形を変えるのです。
この「必要であれば」の部分が日本語の場合と違いますね。
では、実際、普通の文を命令文になおしてみましょう。
【普通の文】
You
play baseball.(あなたは野球をする)
↓
1.主語をとります。
Play
baseball.(主語をとりました。文の初めの文字は大文字です。)
↓
2.必要であれば動詞の形を変えます。
今の問題では動詞の形を変える必要はありません。
↓
【命令文】
Play
baseball.(野球をしなさい)となります。
【第四文型】
第四文型とは、「主語+動詞+目的語1+目的語2」の形の文のことです。
例えば、「私は彼に本をあげる」というような文章のことです。
日本語では、第四文型の場合、2つある目的語を入れ替えて、
「主語+目的語1+目的語2+動詞」としても、
「主語+目的語2+目的語1+動詞」としても大丈夫です。
例えば、日本語では、「私は彼に本をあげる」でも
「私は本を彼にあげる」でも大丈夫ですよね。
しかし、英語ではそうはいきません。
「主語+動詞+目的語1+目的語2)」⇔
「主語+動詞+目的語2+前置詞+目的語1」
というように、「前置詞」が必要になります。
giveの場合、「give+目的語1+目的語2」⇔
「give+目的語2+to+目的語1)」
=「主語は目的語1に目的語2をあげる」になります。
sendの場合、「send+目的語1+目的語2」⇔
「send+目的語2+to+目的語1」
=「私は(人)に(物)を送る」になります。
ちなみに、第四文型に使用される動詞は決まっています。
それさえ覚えておけば、すぐに第四文型は見分けられるようになります。
英文の解説
問題に戻ります。
Tell me what you
think.
動詞に注目してください。
この文の動詞は「Tell」ですよね。
tellは大体、第四文型をとります。
つまり、「tell+目的語1+目的語2=目的語1に目的語2を言う」と訳します。
Tell〔目的語1:me〕〔目的語2:what
you think〕.
問題文は命令文になっていることも考慮すると、
「meにwhat you
thinkを言いなさい」と訳すことができます。
つまり「私にwhat you
thinkを言いなさい」と訳すことができます。
what you
thinkは「あなたの考えていること」と訳すことができます。
つまり、問題文は「私にあなたの考えていることを言いなさい」となります。
日本語訳
あなたの考えを言いなさい。