イディオム/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題109■■
This house is too small for a family of six to live in.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【too…to〜】
例えば、「He is too young to go
there.」
という文を訳してみてください。
※)ただし、「too」は「あまりにも」という意味です。
「to〜」は以下のように訳せました。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」「〜して」
4.単なる前置詞
この文では「to〜」は「〜する為に」と訳せますよね。
(これ以外では変な訳になってしまいます。)
なので「彼は、そこに行くためには、あまりにも若い。」となります。
言いたいことはわかるのですが、少し意味がとりにくいですね。
そこで、「too
A to 〜」の形がでてきたら、
公式のように「あまりにAで〜できない」と訳すのだと覚えておきましょう。
「He is too
young to go
there.」
=「彼は、そこに行くためには、あまりにも若い。」
=「彼はあまりにも若くてそこにいけない。」
英文の解説
問題に戻ります。
This
house is too small for a family of six to live in.
「too A
to 〜」の形がでてきたら、公式のように「あまりにAで〜できない」
と訳すのでした。
今回の問題にも「too A
to〜」がありますよね。
見つけられましたか。
This house is【too】small for a family of
six【to】live in.
でも、いざ訳そうと思っても、「for a family of
six」が邪魔で、
うまく訳せなかったのではないでしょうか。
そこで、まずは邪魔者の「for a family of
six」を省略します。
This house is【too】small(省略)【to】live
in.
この文であれば公式さえ覚えておけば、簡単に訳せるのではないでしょうか。
結論を言うと「この家は、あまりに狭くて住むことができない」となります。
では、勝手に省略した「for
a family of six」は何者なのでしょうか。
ここで思い出して欲しいことがあります。
「It is・・・for A
to〜」の文では「Aが〜」の関係がありました。
つまり「for
A」の「A」の部分と、「to〜」の「〜」の部分の間には、
「主語+動詞」の関係がありました。
※)ここの話がよくわからない方は、以下で学習することをお勧めします。
http://eibunpou.fc2web.com/email.html
この問題でも同じです。
This
house is【too】small for a family of six【to】live in.
「family of six」と「live
in」の間には「主語+動詞」の関係があるのです。
つまり、「6人の家族が住む」という関係があるのです。
つまり問題文は「この家はあまりに狭くて、6人の家族が住むことはできない」
となります。
よって「この家は、6人の家族で住むにはあまりに狭い」となります。
少し難しかったでしょうか。
「難しい」と感じた人は英文法を固めることをお勧めします。
日本語訳
この家は家族6人で住むにはあまりに狭い。