不定詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題107■■
I like to play the
piano.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【不定詞の名詞的用法(基本)】
人や物などの名前を「名詞」というのでした。
しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。
何でしたっけ?
そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、「動詞」に
「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。
さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。
「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。
よって、「走ること」は「run
to」になる!と思いましたか?
違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。
よって、走ることは「to
run」になります。
<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」
英文の解説
問題に戻ります。
I
like to play the
piano.
短い文ですが、基本どおりに訳してみましょう。
1.まずは動詞を探します。
動詞の候補は「like」と「play」です。
では、どちらが動詞なのでしょうか。
もし「play」が動詞であれば「play」より左にある「I
like
to」
が主語になります。
これは、おかしいですよね。
よって、「like」が動詞になります。
2.動詞より「←(左)」にあるのが主語、「→(右)」にあるのが目的語、
補語になります。
今の問題の場合は以下のようになります。
I〔←動詞:like→〕to
play the piano.
よって、主語は「I」、目的語は「to play the
piano」になります。
3.基本どおりに訳します。
つまり、「私はto play the
pianoが好きです」となります。
では、「to play the
piano」をどのように訳せばいいのでしょうか。
「to〜」を見たら、下の訳になりました。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」
今の問題の場合、上の1〜4を当てはめて見ると、1が最も適していると
わかります。
よって、「to
play the
piano」は「ピアノを弾くこと」と訳します。
以上のことから「私はピアノを弾くことが好きです」と訳すことができます。
日本語訳
私はピアノを弾くことが好きです。