不定詞名詞的用法/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題106■■
It is inconvenient to live without a car in the U.S.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【不定詞の名詞的用法(応用)】
人や物などの名前を「名詞」というのでした。
しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。
何でしたっけ?
そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、
「動詞」に「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。
さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。
「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。
よって、「走ること」は「run
to」になる!と思いましたか?
違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。
よって、走ることは「to
run」になります。
さて、話は変わります。
英語では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持っていって、
結論から先に言う言葉なのでした。
日本語と英語の文を比べてみると明らかにわかります。
(日本語のイメージ)「私のおじさんは、私が空港で見た女性と結婚した。」
(英語のイメージ)「私のおじさんは結婚した、女性と、
そして、その女性を私は見た、空港で。」
この文を見ると英語の文では、長いものや、ややこしいものはすべて後に
持っていって、先に結論から述べていることがわかりますよね。
例えば、「To
teach English is difficult.」という文に注目してください。
この文の主語は、「To teach
English」、
動詞は、「is」、
補語は、「difficult」です。
訳すと、「英語を教えることは難しい」になります。
この文では明らかに、「主語」の部分が長いですよね。
この文のように主語にある「to〜」が長い場合、
英語では、その「to〜」を後に持っていくのです。
「■
is difficult」「to teach English」
そして元々「to teach
English」のあった部分(■の部分)に、
「It」を持ってくるのです。
つまり、「To teach English is
difficult.」
=「It is difficult to teach
English」になります。
<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」
【without】
without〜=〜なしに
英文の解説
問題に戻ります。
It is inconvenient to live without a car in the
U.S.
この文は「It is・・・to〜」の形になっています。
「It
is・・・to〜=〜することは・・・」と覚えておけば簡単に訳すことが
できました。
※)なぜ「It
is・・・to〜=〜することは・・・」になるのかは
英文法の英文法の解説、英文の解説で学習しました。なぜかわからない人は英文法の英文法の解説、英文の解説
を読んでください。
この文では以下のようになっています。
〔It
is〕inconvenient〔to〕live without a car in the U.S.
つまり、「live without a car
in the
U.S.することはinconvenientです」
と訳せばいいのです。
「without〜=〜なしに」と訳しました。
よって「without
a
car」は「車なしに」と訳しました。
つまり、「アメリカで車なしに生活をすること」と訳せます。
あとは「inconvenient=不便な・不自由な」ということを覚えていれば
訳すことができます。
日本語訳
アメリカでは車なしで生活するのは不便だ。