未来形/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題103■■
I'm going to look after my brother's house for one
year.
※)いきなり、日本語訳を見て、正解、不正解で一喜一憂するのではなく、なぜ、そのような訳になるのか、しっかり考えることが大切です。
このページでは、英文に使われている英文法の解説、なぜ、そのような訳になるのかの解説もあるので、本気で英語が上達したいなら、このページをしっかり読んでくださいね。
英文法の解説
【未来形】
例えば「彼は野球をするでしょう」を英語になおしてみましょう。
以下の手順に従えば、簡単に英作ができました。
1.主語、動詞、目的語、補語を見つける
2.英語の語順になおす
3.それぞれを英語になおす
1.主語は「彼は」、目的語は「野球を」です。
残った「するでしょう」は何なのでしょうか?
「するでしょう」は、動詞である「する」に
「でしょう」という味付けがされています。
この「でしょう」のように「動詞を味付けする」言葉のことを
「助動詞」といいます。
例えば、「彼は来るはずだ」についてを考えてみましょう。
「来る」は動詞です。「はずだ」は「来る」を味付けしています。
よって、「はずだ」は助動詞です。
2.英語の語順になおします。
「主語+動詞+目的語」の語順でした。
助動詞はどこに入れればいいのでしょうか?
結論を言うと、助動詞は動詞を味付けする言葉なので、
常に動詞とセットに使うのです。
つまり「助動詞+動詞」のように、助動詞は常に動詞の前に持ってきます。
よって、この問題では「主語+助動詞+動詞+目的語」となります。
つまり、「彼は」「でしょう」「する」「野球を」の語順になります。
3.それぞれを英語になおします。
「でしょう」に当る英単語は「will」です。
「彼は(=He)」「でしょう(=will)」「する(=play)」「野球を(=baseball)」
となります。
※)英語になおす時、2つのことに気をつけてください。
助動詞は主語が三人称単数であっても、「s」はつけないことと、
助動詞の後の動詞は常に「原形」になるということです。
また「でしょう」は「be
going to」でも言い表すことができます。
「be going to」は近い未来を表します。
【look
after】
look after〜=〜の世話をする
英文の解説
問題に戻ります。
I'm going to
look after my brother's house for one
year.
英文を訳すコツを覚えていますか?
1.まずは、前置詞句に( )をつけるのでした。
「for one
year」が「前置詞+名詞」の形になっています。
よって以下のようになります。
I'm going to look after my
brother's house(for one year).
→I'm going to look after my brother's
house(省略).
2.次は動詞を見つけるのでした。
動詞はどれでしょうか?
この文には「am going
to」があります。
これは動詞にくっつけて使用して、近い未来を表す言葉でした。
よって、これは動詞ではありません。
実は「look
after」が一塊となって、動詞の役割を果たしているのです。
よって、「look
after」が動詞です。
I〔動詞とセットで使用:am going to〕〔←動詞:look after→〕
my
brother's
house(省略).
3.動詞より「←(左)」にあるのが主語で「→(右)」にあるのが目的語や
補語でした。
よって、主語は〔am
going to〕は動詞とセットで使用されるので、無視して
主語は「I」になります。
目的語は「my brother's
house」になります。
つまり、この文は以下のように訳せるのです。
「私はmy brother's houseをlook
afterするでしょう」
よって、「私は兄弟の家の世話をするでしょう」となります。
あとは、1で省略した(for one
year)の意味をくっつければいいのです。
ちなみに、「for+期間」で「〜の間」と訳します。
日本語訳
私は1年間兄弟の家の世話をするでしょう。
(=私は1年間兄弟の家を預かることになった。)